キャッシュレス決済の盲点

ども。
正月に増えてしまった体重が、ようやく元に戻りつつある担当ちゅんです。

今年度から、本庁(住民票等窓口)・熊石総合支所・落部支所にて戸籍住民手続きに関する手数料の支払いの際にキャッシュレス決済が利用できるようになっています。先日、町民の方から「この前、役場で住民票をとったらキャッシュレスが使えてすごく便利になっていて驚いた」と声をかけていただいたのですが、とても嬉しかったです。

戸籍窓口でキャッシュレス決済が利用できます – 八雲町ホームページ
https://www.town.yakumo.lg.jp/soshiki/jyuumin/koseki-cashless.html

キャッシュレス決済の導入については、デジタル田園都市国家構想交付金(通称:デジ田)を活用していますが、計画段階でKPIとして設定していた「支払い全体に占めるキャッシュレス決済の割合」について、2024年度末は5%としていたところ、現時点(開始2カ月経過)ではそれを大きく上回る12.7%ということで、やはり住民のニーズは非常に高かったということなのだろうと考えています。

そんな中。本庁とそれ以外の窓口とで決済率に若干の差があり、「どうしてかな?」と。この点について原課の職員に「理由なんてわかりませんよね」と聞いてみたところ、驚くことに即答でした。
その答えは・・・

「北海道で店舗数No.1のコンビニが発行している電子マネーに対応できていないからではないか」

ここではあえて名前を伏せていますが、道民であれば皆さん頭の中に浮かんだであろう、そのコンビニです。地域によっては、唯一存在しているコンビニがそこだけという状況もある中で、必然的に利用する電子マネーはそこになるであろうというのは容易に想像ができます。
「もしかしたら仕様書に書かなかったこちら側の落ち度だったのではないか」と焦って色々と調べたのですが、どうやらその電子マネーは自社のグループ内店舗でのみ利用可能で、あくまで私が調べた限りではありますが、それ以外の店舗等での支払いに利用できる例は見つけられませんでした。

キャッシュレス決済でどのサービスが利用できるのかは、契約した決済代行サービスの対応状況によります。ですが、今回の例でいえば、当該コンビニが発行している電子マネーは決済代行には対応していない「ハウス電子マネー」のため、汎用的な利用ができないということのようです(ちなみに、色々な店舗で利用可能な電子マネーは「共通電子マネー」と呼ばれます)。そうなのですが、個人的には残念でなりません。そのくらい、道民にとってはインパクトの大きい話だなと思います。

Suicaの決済残額があったモバイルSuicaで支払ってみました。感動!

(投稿者:ちゅん)


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