「うわぁ・・・」っていうギャップを埋めたい

ども。
最近は頭を使う仕事が多く、たまには現場で体を使って仕事がしたい担当ちゅんです。

毎年恒例ですが、主にこの4月に新規採用された職員向けに情報セキュリティ研修を実施しました。当部門が独自に行っているものではなく、職場全体の新規採用職員研修の一環としてコマをもらっているもの。「公務員としての心構え」から始まり「八雲町の概要」「町財政の仕組み」など丸一日のカリキュラムです。そんな中で我々のセクションには50分もの時間を割り当ててもらっていて、ありがたい限りです。

さて、その研修の初めに、毎年必ず聞いている質問があります。「あなたは使ったことありますか?」という問いかけで、文末にある画像を見てもらいます。左から「固定電話」「電卓」「郵便ポスト」のイラストが並んでいます。これは何を意図して聞いているかといえば、今の世の中ではそれぞれが「スマホ」「Excel」「電子メール」に置き換わっているんですよね。もしかしたら役場に入庁するまで使ったことがない(あっても数回)という職員がいるのではないか?という個人的な興味に加えて、情報セキュリティの落とし穴は「不慣れ」に潜んでいますよ、という説明をするが故の仕掛けです。

昨年まではこの質問をしても(狙いすぎなのか)職員から失笑をかうだけで「なんだか冒頭からいきなりスベってしまったなあ」と嫌な汗をかいていたんですが、今年はついに!「このタイプの電話機を使ったことがなかったという人は手を挙げてください」と投げかけたところ、なんと3人もの手が挙がったのです。いつかはこの日が来るのだろうと思ってはいましたが、ついに現実のものとなって、いろいろな意味で感動してしまいました。

私の入庁時の話ですが、当時の管理職の方が、電卓で出てきた答えを「信用ならない」と言いながらそろばんで検算する様子を目の当たりにしてとても驚いたことがあるのですが、あれから25年。ついに自分の職場に固定電話を使ったことがない職員が現れたわけです。そう考えると、今の新採用職員からすれば自分たちの職場はどう見えているのかという興味も沸いてきます。もしかしたら、若かりし頃の自分と同じように「うわぁ・・・」って思っているのかもしれません。職場のICTやDXを進めていく立場にあるものとして、そんな「うわぁ・・・」っていうギャップをどうやって埋めていくのかが試されているのだと肝に銘じたいと思います。

情報セキュリティ研修これらの使い方を知ってもらうところからスタートする必要がありそうです

(投稿者:ちゅん)


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