できるかどうかを知っているか否か

ども。
出張が続いていて、てんちょ氏には申し訳ないけどもうしばらくは辛抱いただきたく候。担当ちゅんです。

どこへ行っていたか。その中のひとつは東北地方のとある市役所。当町が来年度導入を計画しているMS365を非常に上手に活用されている有名な自治体で、情報担当の方とは以前からメッセージアプリなどで何度か情報交換をさせてもらっていましたが、このたびついに現地へ。昨今はオンラインミーティングで遠方の方とも気軽に打ち合わせができるようになりましたが、オンラインってあらかじめ決められたテーマに沿って話をするならいいのですが、雑談は難しいですよね。見せたいものをピンポイントで提示するのには向いていますが、それ以外のものを見せることが難しかったり。なので、視察の話をするのであれば、結論「やはり現地に行かなければわからないことは多い」。これに尽きるのだと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、そんな視察でとても勉強になったことのひとつが、Microsoft Teamsはプレーンな状態で使うものではなく、カスタマイズをして自分たちの使いやすいツールに育てるのだと。具体的に言えば、Teamsと他のAppをPower Automateで連結させることによって、例えばFormsで投稿された内容をTeamsに転記しつつ、あらかじめ登録されている方のチャットに投稿、さらにリストに内容を登録して・・・なんていう複雑なフローが全自動で実行させられます。そんな様子を目の当たりにして、目からウロコが落ちる思いでした。

そして、本日。なぜか朝から私宛の電話が続き、1件終わったらまた1件・・・とエンドレスにループして、途中で自分は今誰と話をしているのかわからなくなるほどの多忙。そんな状況から、思わずてんちょ氏に「某市で俺が見てきたアレ、やってみるべ。もう電話は厳しい」と。偉そうに言っていますが、電話ってほんと時間を喰いますよね。
で、無茶振りをしてからそんなに時間は経過していないのに「できました」と。これはツールが凄いのか本人が凄いのか、それとも両方か。とにかく、ものすごい短時間でFormsとTeamsの連動はできてしまったようです。
今、様々な分野で急速にDXの取り組みが進められていて、ツールやシステムなども数多く存在しているわけですが、実は自分たちがすでに持っている資産を活用できれば、新たな道具は必要ないっていう状況はあるのかもしれません。技術的にはそこまで難しいこともなく、そこはやはり「できるかどうかを知っているか否か」なんだと思います。知識の引き出しをいかに多く持っておくかが、これからのポイントになってくると思います。

視察先の風景それにしても視察先の某市は遠かった。着いたらもうすっかり日が暮れていました。

(投稿者:ちゅん)


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