rはヤバいですがfならたぶん大丈夫

ども。
Youtubeでジャンク品の修理動画を見るのが好きな担当ちゅんです。

先日「動作が遅すぎて仕事に支障が出ている」とのことで、とあるPCを預かりました。
そのPC、第3世代とはいえCPUはCore i7でメモリは8GB。Windows 11を動作させるのはムリにしても、Windows 10の環境であればまだもう少し使えるのでは?と思いました。少なくともスペック的に「動作が遅すぎる」ということはちょっと考えづらく、これはディスクをHDDからSSDに交換するだけで延命可能なのでは?と思い、交換修理を請け負うことになりました。

まずPCを起動させて状況を確認。う~ん、確かに動作が重い。というか、起動後しばらくはフリーズしているのではないかというくらい長時間停止してしまったり、具合が悪いようです。こうなるとディスクを交換するためにクローンを作成するにも、元のHDDがおかしいので失敗する可能性が高いです。かといって、chkdskコマンドを流すのは勇気がいります。chkdskやエラーチェックは元気なディスクに対して行うならばいいのですが、弱っているディスクに行うと最後のとどめを刺してしまう可能性があるのです(経験則)。

踏ん切りがつかず悩んでいると、隣席てんちょ氏から「rはヤバいですがfならたぶん大丈夫ですよ」と。これ、何を言っているかといえばchkdskコマンドのオプションのこと。
/fは「ディスクのエラーを回復」であるのに対して、/rは「不良セクタを見つけて読み取り可能な情報を回復」であり、てんちょ氏いわく前者であればそこまでダメージはないですよと。こういう会話が日常的に行われている役場ってどうなんでしょうね。

意を決してchkdsk実行。本当はバックアップを取ってからやりたかったのですが、それもままならない状況のHDD。祈る気持ちで経過を眺めていましたが、どうやら無事にチェックは完走。急ぎツールを使ってSSDにデータをフルコピーし、なんとか作業を終えることができました。
SSDに換装してからは、同じPCと思えないほどの速度。爆速とは言いませんが、仕事に支障を来すような状況ではなく、やはりSSDはすごいなと。PCが遅くなった時に新しいものに買い替えることは手段の1つとして当然検討すべきことですが、ディスクがHDDの場合はSSD化するだけでやはり延命可能だと確信を深めました。

chkdskなるべくなら最後の手段にしたいchkdsk

(投稿者:ちゅん)


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