ども。
来客と打ち合わせとオンライン会議で一日が終わった担当ちゅんです。
コンシューマ向けOSではないのであまり大きな話題にはなっていないようですが、Windows Server 2012(R2を含む)の延長サポート期限が2023年10月10日をもって終了するというのは、場合によってはかなり大きな出来事ではないでしょうか。
ちょうど10年前の2013年10月にリリースされたサーバOSですが、私はその当時からずっと同じ情報部門で仕事を続けていて「俺より先に逝くな」の気分です。
実は当町にもまだ2012R2で稼働していたシステムが存在しており、現在は急ぎ2019への移行作業を進めています。あくまで「我々は」という話ですが、2013年というと東日本大震災を経験し、システムやデータの可用性に注目していた時期と重なります。その時に最適解と考えて、シンクラ環境を2012ベースで構築してあったりと、時代とともに考え方は変わっていくものだなと思います。
サーバOSなので2012と言われてもピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、このOSはWindows8の世代です。スタートメニューを押すと「タイル」が表示されるアレで、賛否両論はあるものの、Windows10からはまたスタートメニューが復活したことからすれば「残念」という感じです。自分の身の回りからはすっかりタイルは姿を消しましたが、DaaSで運用しているシステムを見るときだけ妙に懐かしい気持ちになるものです。
ちなみに、後継としてリリースされているWindows Server 2016はWindows10のAnniversary Update(1607)相当、2019はWindows10の1809相当ということで、見た目はすっかりWindows10で違和感はなくなっています。
サポートが終了したOSを使い続けることはセキュリティ上重大なリスクなので、速やかに運用を中止すべきである、という考え方はサーバだろうがPCだろうが同じ。でも、取り扱っているデータやシステムの種類という意味でいえば、サーバの方がより深刻なことになる可能性が高いです。そういう意味では前もって計画的に対応されている方がほとんどかとは思いますが、念のため点検してみた方がいいですね。
この画面を見るのもあとわずかと思うと少し寂しい気がしてきます
(投稿者:ちゅん)