ども。
私は年内最後の投稿です。今年も一年、大変お世話になりました。担当ちゅんです。
このところ、役場のFAXの調子が悪いとのことで、担当部署から通知が来ていました。職場内にある情報系機器の管理は我々の部署が担当ですが、電話に関しては庁舎管理の担当と住み分けがされています。なので、通知を見ても「ふーん、そうなんだ」くらいに思っていたのですが、まさかそれがこちら側に飛び火してくるとは思いませんでした。
時を同じくして、銀行系のファームバンキングに利用している伝送が失敗するという障害の連絡が来ました。こちらはISDN回線でダイヤルアップのうえモデムを介してデータを送っているという何ともレトロなシステム。
言うまでもなく、ISDN自体は2024年1月から地域ごとに段階的にサービスが終了する旨、通信事業者からアナウンスがされています。なので、この方式もあと数か月でお役御免となる予定なのですが、今はまだ現役です。
データ伝送用ISDNに利用しているのは懐かしのY社製ISDN/TAルータ。リリースは2002年ということで、かれこれもう20年近く前の製品ということになります。スループットは12Mbpsということで、ちょうどADSLの出始めでまだまだISDNが主流だった頃と考えると素晴らしい性能だったことが伺えます。
サーバ室には機器の更新とともに役目を終えて眠っているストックが数台。ISDNのダイヤルアップ用のターミナルアダプタとして利用するなら必要十分なので、これまで大事に使ってきました。
最近はちょくちょく調子が悪くなるので、そのたびに機器の電源入り切りによりだましだましやってきたのですが、今回ばかりはどうにもならないようです。ちょうど、FAX回線の調査に来ていた通建会社さんに診てもらったところ「リンクはするがすごい雑音がしている」とのことで、もう限界だったのでしょう。
そして、告げられた事実に驚き。「FAXの不具合もおそらくこれですね」と。
あろうことか、我々がデータ伝送専用の回線と思っていたISDNの片足にFAXが接続されていたことが判明!もう何年、いや、十何年も前の話なので情シスは誰も把握しておらず、これにはさすがに笑うしかありませんでした。
あと数か月持てばいいっていうときに限って、機械というのは壊れるものです。新品と交換するなどもってのほかなので、ストック数台の中から見た目が綺麗なものを探して再利用。この部署で仕事をして私はもう10年以上となりますが、ふとした時に元上司92氏同様の「レジェンド」が顔を出すので気が抜けないなと思います。
なお、本件対応によりFAXの不調もしれっと直った模様です。
(投稿者:ちゅん)