ども。
スマホのバッテリーがヘタってきた担当ちゅんです。まだ1年半しか使ってないのに。
このところ「自治体DXについて取り組みの状況を教えてほしい」ですとか「可能な範囲でいいのでDXについてレポートにまとめてほしい」といった書き物の案件がいくつか続けて入ってきています。自治体に限らず、DXという単語はかなり浸透したと思っていますが、やっかいな点としてDXってモノではないんですよね。概念に近いものなので、人によって捉え方が幅広くて、どこに視点を置くかでどんな話もDXになってしまうような印象を持っています(だから難しい!)。
そんな中で、職場に1冊の冊子が届きました。勝手に紹介してしまいますが、全国町村会さんが発行された「町村発、地域からのデジタル改革をめざして」という報告書。何気なく読み始めてみると、小規模町村の実態ですとかおかれている状況をかなり的確に捉えられておりますし、思わず「そのとおり!」と合いの手を入れたくなるくらい秀逸なものでした。
この話を道内同業者の仲間にしてみたところ、この冊子はPDF化されていてどなたでもご覧いただけるということを教えてもらいましたので、ここで勝手に紹介しておきます。
全国町村会:町村からの地域情報化研究会報告書―町村発、地域からのデジタル変革をめざして―を公表
http://www.zck.or.jp/site/proposal/22492.html
これまた勝手に感想文を書いておきますが、個人的に刺さったのは『(中略)自治体職員相互のネットワークづくりとこれまでの経験(成功や失敗)の「集合知」の共有は益々重要になっていく。「デジタル化」は言うまでもなくあくまで手段であり、「競い合う」ことではなく、お互いに「高め合う」という志のもとに行動することが望まれる』という一節です。
このブログは2009年の12月に更新を開始して、すでに12年が経過していますが、後付けで意義を問われたら上記引用のようなことをお話しするようにしています。今回、この取り組みを肯定頂いたように思えて、大変心強く感じました。
こんなに無断で大絶賛して、しかも引用までして後で怒られないか心配ですが、後段では『まず中央政府がやるのを待つのではなく、地域からのデジタル変革の狼煙を全国いたる所から上げることで、地方を変え、国を変えていくことができるのではないだろうか』とも書かれていて、なんとなくジーンとしました。この一節のような高い志を持てるかはわかりませんが、一地方の情報担当の端くれとして、この言葉を胸にこれからもDX推進に励みたいと思います。
道内同業者も大絶賛の冊子。ぜひPDFでご覧ください。
(投稿者:ちゅん)