半導体不足の影響

ども。
仕事の忙しさに波が激しくて、忙しくなりだすと止まらなくなる担当ちゅんです。

本年もまた、この季節がやってきました。ふるさと納税のワンストップ特例申請受付。寄附者様が確定申告をしなくても税金控除が受けられるよう、その名のとおり特例で申請できる制度。この申請は、寄附を受けた各自治体が受付をする仕組みになっていまして、受付期間は全国一律で来年1月10日まで。つまり、これからが申請書受付のピークとなります。

その際に必要なのはプリンターです。寄附金の受領証明書などを印字するため、我々のいる事務所内には2台の専用プリンターが設置され、シーズンになるとフル稼働となります。そうした中、ついにプリンターの保守期限が終了。万が一、プリンターが故障してしまった場合、この業務が完全に止まってしまうことから、新しいものに交換する必要が出てきました。

さっそく、業者さんに見積もりを依頼。プリンターに求められる要件は「高耐久であること」と「印字スピードが40ppm以上であること」の2点。紙のサイズはA4以下でOKとお願いしました。すると、業者さんから驚くべき回答「半導体不足により、プリンターが各社軒並み納期未定になっている」とのこと・・・。
半導体不足については日々、新聞やテレビのニュースで知っていましたが、ついに自分の身の回りにも影響が及んできました。確認してみると「とあるメーカーは中国にある工場を一時ストップしていて、そもそも生産できない状況」など、絶望的な情報がもたらされました。

こうなると、もう贅沢は言ってられません。本来、こちらが求めていた要件を変更しながら、なんとか調達できそうなプリンターを探すしかありません。自治体の機器調達では、必ず「いつまでに納品すること」を明記します。ですから、仮に納期を長く設定したとしても、業者さんとしてはその約束を守れるかどうかさえ分からないので、結果として「入札辞退」となってしまうのです。
もし、サーバーなど重要な機器に不具合が発生し、その時に部品が用意できないとなれば、それこそ役場の業務そのものができなくなる恐れもあります。これまではどこか他人ごとのように聞き流していた半導体問題ですが、ちょっと真剣に考えなければまずいですね。

プリンタフル稼働を続ける1号機と2号機。もうそろそろ限界が近いです。

(投稿者:ちゅん)


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