ども。
選挙、選挙で大忙しの担当ちゅんです。
そもそも、選挙は多くても1年に数回、少なければ行われない年もあるという意味で、職員のノウハウの蓄積が難しい業務です。ですから、現担当者は前回の選挙事務経験者の力も借りながら、とにかく「ミスなく」「慎重に」「確実に」執行することを最優先に考えて業務にあたっています。
そんな業務ですから、たとえほんの少しのことでも、これまでのやり方を変えるということは、想像以上にハードルが高くパワーが必要です。仮にその変更により業務改善が図られ、効率の向上が見込まれるとしても、業務フローを変更する際にわずかでも存在するリスクを避けたいという意識の方が強く働きます。仕方がないことです。選挙というのはそういうものなんだと思います。
しかし、今回の衆議院議員総選挙はそういう訳にもいきません。現在は少し落ち着いているとはいえ、やはり「コロナ禍の選挙」です。例えば、投票所への入場時には手指消毒の徹底、記載台はソーシャルディスタンスのために間引いて設置、鉛筆も都度消毒などなど感染対策を万全に行うことになります。それと同様に、従事者の事務打ち合わせ会議も、これまでは職員を1箇所に集めて集合形式で行われていましたが、今回は「オンライン形式」。こうなると、いよいよ我々の出番がやってきます。
すでに連日の期日前投票事務などで疲労困憊の選管事務局職員が、ビデオカメラに向かって説明。それをOBSを使って録画し、職員向けにイントラで公開します。私自身も、選挙が行われる週の金曜日には従事者説明会が行われるものだ、という意識が刷り込まれていて、なんとなく「儀式」としてあれがないというのは実感が沸きません。しかし、これまで効率よりもリスク回避を最優先にしてきた選挙事務が、大きく変化していることは紛れもない事実です。このようにして、時代は変わっていくのでしょうかね。
収録風景。疲れているのがこっちまで伝わってきました。
(投稿者:ちゅん)