ども。
「連休明けに」という都合のよい言葉で先伸ばしてきた仕事をやっつけるため、この数日は職場でじっくり仕事をしている担当ちゅんです。
ですが、のんびりできるわけではありません。今は今月下旬に予定している新採用職員向けの情報セキュリティ研修の資料を作成しています。
例年、この季節はなかなかじっくりと資料を作る時間もなく、数年に渡って同じ資料、しかも紙の資料を使って説明してきました。セキュリティだけではなく「情報リテラシー」や「DX」といった単語も飛び交うような説明なのに紙を使ってきたことを反省し、ようやくスライドを作り始めました。
これまでの研修では、どこか上から目線で「これは禁止です」「これを守ってください」と伝えるだけでしたが、今の自分が考えるセキュリティ研修ではむしろ「皆さんにとって職場のICT環境は違和感があるでしょうけども」という謙虚な姿勢でいかなければダメじゃないかと思うところもあります。
生まれた時からインターネットがあって当たり前の、いわゆる「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代が入庁し、そうした人たちからすれば自分たちの職場のICT環境はどのように見えているでしょう。「FAX」を例に出すのは極端かもしれませんが、普段我々が使っている「電子メール」もたぶん過去の物。ICTを使いこなすことには慣れているけど、それはパソコンではなくスマホやタブレットでやること。もっといえば、電話で直接会話することって月に何回ありますか?そういう状況から目をそらしていては、たぶん適切な研修はできないんじゃないかな~というのが私の率直な思いです。
・・・とはいえ、40歳になったおじさんにはそこを完全に理解しながらの説明は難しく。道内の同業者とも連絡を取り合いながら「こういうのはどう考えるべきだろうか」など議論をしながら作業を進めています。説明資料を作りながら、自分自身の頭の中もアップデート中です。
ちょっと踏み込み過ぎか・・・、それともこのくらい書くべきか。悩みます。
(投稿者:ちゅん)