仕事納め・仕事始めもライブ配信

ども。
本年もよろしくお願いいたします、担当ちゅんです。

新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中での、異例な年末年始となりました。忘年会や新年会といった飲食を伴う会合は軒並み中止、役場庁舎は儀礼上の挨拶や営業訪問による来庁自粛を要請、会議もオンラインが増えました。

そうした中で、例年行われている職員の仕事納め・仕事始め式についても、密を避ける観点から、今回はオンライン形式で実施されることとなり、我々がそのサポートを行いました。
当町ではもともと町議会を職員向けに配信するため、庁内LANで動画を配信する仕組みを構築し運用していました(住民の方向けにはYouTube Liveを利用しています)。
今回はそのストリーミングサーバを利用して、職員には自席PCから町長挨拶の生中継を視聴してもらうことに。いつもどおり経費ゼロです。
(この話題を書くと、毎回のように「その内部向け配信に使っているサーバって何ですか?」と質問を頂きますので、今回は書いてしまいますがnginx+rtmpモジュールです)

手法は庁内ストリーミングサーバに対してOBSから配信です。ここは、昨年散々やってきたYouTube Liveの作法と全く同じ。職員には「議会中継のイントラで17時から見れます」とだけアナウンスして完璧!・・・と思ったのですが。
配信後、職員から「最初は見れていたけど途中でフリーズした」「全く動かなかった」など残念な報告が相次ぎます。今回の試み、最大の課題は動画配信という技術面ではなく、実は職場のネットワークでした。
それもそうです。普段はファイルサーバにファイルを保存したり、メールサーバやグループウェアなどをブラウザから閲覧するくらいのトラフィックを確保すればよかったものが、今回は一斉に数十、もしかしたら百数十台のPCが動画を見たわけです。これではネットワークが輻輳して当たり前です。

こういうことは、事前に想定もしていましたが、やはり実際にやってみることが一番の経験になります。今回は「職員向け」という部分に甘えて、壮大な負荷テストをさせていただく結果になりました。もちろん、肝心の動画が見られないのでは意味がありませんので、OBSでローカル保存した動画ファイルを再配信して無事に当初の目的は果たしました。

新型コロナの猛威は、年が明けましたが収まる兆しがありません。「新しい生活様式」を進めるため今後ますますICTの活用が図られると思われますが、まずはそれを支える強靭なネットワークが必要なんだよな~と。ネットワークってつながって当たり前と思われるのがツラいところですよね。

配信video.jsを使えばおしゃれなプレーヤーも簡単に設置できますね

(投稿者:ちゅん)


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