Chromebookとモバイル回線

ども。
このところ職場でモバイル端末に囲まれて過ごしている担当ちゅんです。幸せ?ですね。

各学校にChromebookが配備され、保守が本格化しています。導入の初期段階を乗り切れば一段落するというのは経験上理解していますので、ここが踏ん張りどころです。
それにしても、Chromebookは(というかChromeOSは)よくできてます。お世辞ではなく、さわるのが楽しく感じられるほどです。ただ、これまで馴染みがない分だけ突発的な質問には即答できず、四苦八苦しているというのが現状です。

先日は「児童が自宅で起動させたらLTE通信に接続されず利用できなかった」という連絡を受け、後手に回ってしまいましたが検証作業を行いました。
当初の想定(というか妄想)では「ChromeOSはGoogle社のOSなんだから、スマホのAndroidOSと挙動は同じでしょ」と考えていました。LTEのSIMカードを本体に挿しておけば、常時LTEに接続されていて、Wi-Fiが利用できる場所ではWi-Fiにつながるというあのお馴染みな動作です。

しかし、現実は違うようです。教育委員会の担当と私で学校を訪問し、実際に児童用のChromebookを借り、Wi-Fiの圏外に出てみようということになりました。しかし、学校にこのたび整備したAPの性能が良すぎて、学校内ではどこにいても圏内。仕方がないので雪が深々と降り積もる中、外に出てChromebook片手に徒歩で調査するという、なんとも滑稽な画になってしまいました。
しばらく歩いているとようやくWi-Fiが圏外になりましたが、LTEは接続済み。そこで、端末を再起動させてみると、画面には「ネットワークが利用できません」と。
これで分かったのは「ChromebookとAndroidではLTEの挙動が違う」ということ。電源オフからの状態では端末にログインしてからじゃないと自動接続されないという事が判明しました。

その後、念のためGoogle社にも確認し「現在のChromebookの仕様として、端末にログインしていない状態では、LTE回線への自動接続は行われない動作となっております」という回答を受理。我々の検証と同じ内容となりました。仕様という事であれば仕方がありませんが、残念な結果となってしまいました。これにより、自宅で利用する際には「まずモバイル回線をクリックしてネットワークに接続しましょう」という手順が発生することになりますが、これを小学生がやることになるとは・・・。いよいよすごい時代になりました。

スクリーンショットこの「携帯電話」が自動接続されるとよかった。今後のアップデートに期待。

(投稿者:ちゅん)


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