ども。
お盆ですが平日ですから出勤しております担当ちゅんです。
ひと月ほど前、不調だったはずが数日後には正常に戻ってしまった防災カメラの話題を書きました。その後、経過観察を続けていたのですが、先日、雨が若干強く降ったタイミングでまた不調になりました。
(前回の記事)障害、そして謎の復旧。
今回、現象が再発したことで「機器の故障」は確定。そしてもう一つ分かったこととして「雨が関係している」という点、これは確定とまでは言いませんが濃厚です。このカメラの設置目的は防災、しかも主に河川の氾濫監視であり、まさに雨が降っている時にこそ必要となる設備。このままでは肝心な時に役に立たない可能性があり、本格的な修理が必要となりました。
さて、問題はここからです。修理するとなれば、設備のどの部分が壊れたのかを特定する必要があります。今回、関係していそうな設備は屋外無線用の八木アンテナ、そのアンテナと無線機をつないでいる同軸ケーブル、無線機本体、そしてカメラ。さらに、これらの機器を接続しているL2スイッチと、機器に電源供給しているリブータ―。このどれかが故障しているのは間違いないのですが、予算的に全てを交換するわけにもいきませんので、現場で特定作業に挑みました。
高いところが苦手ではありますが、電柱にハシゴをかけ、慎重に登ります。機器を収納しているBOXの蓋を開け、まずは「おまじない」ですべての機器の電源をオフにして、入れなおし。その後、L2スイッチにLANケーブルを接続し、地上に用意したノートPCから各機器にPINGを通してみます。
本来であれば疎通することを祈りながらPINGコマンドを打つわけですが、この時ばかりは「通るなよ・・・」と願います。なぜなら、先ほど挙げた機器のうちで1つだけPINGを返さなければその機械がNG濃厚となり、交換対象となるから。しかしながら、無情にもすべての機械から元気に応答が返ってきます。それだけではなく、ブラウザからカメラのIPアドレスにアクセスしてみると、映像もきちんと出力されるおまけつき。しかし、無線の基地局とは通信ができませんでした。
こうなると、怪しいのは八木アンテナでしょうか。唯一、IPアドレスを持たない機器なのでPINGテストができませんし、そもそも「雨が降れば止まる」という現象も、アンテナ内部に水が浸入することで不調になっている(乾くと復旧する)と考えれば合点がいきます。が、こればかりは確証が持てず。
ここから先の調査には高所作業車が必要となりますし、本格的に調べるとなると代替のアンテナ設備を用意する等々、費用がかさみそうです。結果として、確証は得られないもののトータルでのコストを考えれば、アンテナ設備そのものを一式交換してしまった方が安価であると判断。「原因を突き止めたい」という欲求はありますが、それが分かったところで単なる自己満足になってしまう可能性もあり、今回は潔く決断したいと思います。
アンテナのシグナルはちゃんとあがっているんですがね・・・
(投稿者:ちゅん)
お初にお目にかかります。
道南七飯町から本州に出てひぃひぃ言いながら駆け出しエンジニアをやらせて頂いている者です。
べらべらと私事を述べて恐縮ですが、数年前に貴ブログにお世話になったことがありまして、
ふと「そういえばあのブログはどんな方が書いているんだろう……」と思いアクセスしてみた次第でした。
まさかご近所(といっても車で1時間はかかりますが)の方だったとは!
どこの方であろうと助けてくださるのには感謝しかありませんが、
とりわけ地元とあればその気持ちも意味もなく膨らんで仕方ありません。
その節は(勝手にも)サポートいただきありがとうございました。
私の中で八雲町といえば遊楽亭の温泉から臨んだ穏やかな噴火湾が印象に残っております。
昨今はコロナでどこも苦しかろうとは思いますが、乗り越えた暁には遊びに行こうと思います。
その時には直接お会いするかは大いに微妙なところですが、
「きっとあそこで動いてるのもあっちでつながってるのもちゅんさんがやったに違いない」と思いを馳せてみたいと思います。
それではその時が来るまでくれぐれもお体にお気をつけて。
今後もこっそり応援しております。
YA-tatsu 様
コメントありがとうございます。
八雲町だから見たのではなく、偶然見ていただいたということですよね。ありがとうございます!
また、何かのお役に立てたようで、幸いです。
お近くにお越しの際は、ぜひ「役場」に連絡いただきたく存じます。
よろしくお願いいたします!