穴を開けられる感動

ども。
夏場は現場が続く担当ちゅんです。

例年であれば、小中学校は間もなく夏休みに突入といったタイミングですが、新型コロナ禍による臨時休業が響いて、八雲町立小中学校の今年の夏休みは8月からとなります。ただ、GIGAスクールネットワーク工事のスケジュールとしてはここに山場が来るように調整をしていたところでもあり、リスケジュールが困難な状況。そんなわけで、各学校の協力も得ながら時間を調整しつつ作業が行われています。

そんな中、このたび某学校にて大きな音が出る工程である「壁貫通」の工事が始まったと連絡があり、作業に立会しました。
校舎の中に足を一歩踏み入れるなり「ガーッ!!」という、けたたましい音が。学校の協力が得られているとはいえ、相当な騒音です。まだ校内に残っていた生徒さんに「ごめんね」と心の中で謝りながら現場に到着。しばし工事を見学です。

現場では壁貫通のための「コア抜き」という作業が行われていました。コンクリート壁に直径5cmほどの丸い穴を空けるもので、貫通を専門に扱う業者さんが特殊な機械を用いて工事していきます。こんな現場なんて見たことがありませんでしたし、おそらく今後も見ることは無いかもしれません。「俺らにもこれができたらなぁ」と思わず口に出ましたが、そのくらい、必要な個所に穴を開けられるって感動です。我々にはこれができないからこそ、日々苦労しているわけですからね。

こうして工事の様子を目の当たりにすると、これまで紙の図面を見ながら線を引いていたものが徐々に形になっていくことが嬉しくもあり、とても不思議な感覚です。工事はまだまだ序盤ですが、このような大きな案件に携われることを楽しみながらも緊張感をもって頑張りたいと思います。

コア抜きすごい道具でした。コンクリートがまるで豆腐のようでした。

(投稿者:ちゅん)


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