勢いあまってパーティション削除

ども。
「この業務は連休明けに」に追われている担当ちゅんです。

その連休ですが、コロナ禍によりステイホームが求められるなかで、ようやく重い腰を上げて自宅のWindows7機を10にする作業に着手しました。普段職場では幾度となく行った作業ですが、自分のことになると二の次、三の次・・・。家に帰ってまでPCを触りたくないという気分、同業者の方となら共有できるのではないでしょうか。

半ば思考停止、惰性でも作業を進められます。あらかじめ用意したOSのインストール媒体からマシンをブートして、セットアップ画面へ。今回はSSDを調達したうえでクリーンインストールを行う予定ですので、ディスクをフォーマットしていきます。画面に表示されたディスクをポチポチ削除していって、未割り当てのディスクにOSを入れることになるのですが、最後まで削除していき、最終的に未割り当てのディスクが2つ残ったところで頭を抱えました。

実は今回のPC、内部に保存用のストレージ3TB HDDがあったことをすっかり忘れていて、勢い余ってそのHDDまで削除してしまったのです。その中には大切なデータも少なからず保存されていたようで、妻の冷たい視線と「直してね」の一言に無言でうなずくばかりです。

ですが、今回の場合はディスクをフォーマットしたのではなく、パーティションを削除したに過ぎません。データは間違いなくディスクに書き込まれたままの状態であり、これをPCが正しく読み取れるようにパーティションを作り直してあげれば復旧できるはずです。よもや自宅でのお気楽作業が、普段の仕事のようになってきました・・・。

最初に試みたのは、コマンドからDiskpartを使ってパーティションを割り当てられないかということだったのですが、今回の場合はそもそもディスクが「未割り当て」の状態だったからなのか、対象のディスクを見つけることが出来ませんでした。額に冷や汗が流れます。
時間は深夜に突入していましたが、最終的に発見した方法は、オープンソースの「TestDisk」というソフトです。間違ってディスクを削除してしまった等、パーティションがおかしくなった際に復旧を試みてくれるという夢のようなツール。

TestDisk – CGSecurity
https://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk

ツールを起動させてみると、明らかに玄人向けな作りで、軽々しく触っていいものではないことはすぐに理解できました。しかし今回に関しては妙に安心できる感じです。祈る気持ちでAnalyseを実行してみると、何やらそれらしいディスクサイズのパーティションの残骸のようなものを発見。これを「プライマリパーティション」に設定してWriteすると、無事、ドライブとして認識されました!もちろん、ディスクの中身は全て元通り。何とか面目を保てそうです。

しかし、今度は何を間違ったのか、新しく付けたパーティションのドライブレターがCになってしまったようで、OSのブートが出来なくなりました・・・。
一体私は何をやってるんだろうと情けなくなりましたが、家族が寝静まった深夜、再びWindows10をインストールしなおすという、素晴らしいステイホームな時間となりました。休みではありましたが、いい勉強ができました・・・。

TestDiskあきらかに「わからない人は使わないでください」仕様のTestDisk

(投稿者:ちゅん)


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