ども。
健康づくりを目的に自転車を購入した担当ちゅんです。もう雪が降りそうですがね・・・。
本日、とある部署から「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」と相談を持ち掛けられました。話を伺うと、その部署ではかなり前から「Microsoft Access」で作成された業務用のデータベースをランタイムで利用してきていて、このデータベースの改元対応がどうなるのか不安だとのことでした。
来年の5月に新天皇が即位されることとに伴い、現在の「平成」という元号は新しい元号に変わることとなります。このことを「改元」と呼んでいますが、特に情報システム部門においてはこの対応を抜かりなく行うこととして国からも通知がなされているところです。
業務システムの中には改修が必要なものもあるなど、基本的には新元号を利用するためには何らかの対応が必要となります。当たり前の話ですが、「2018年」と打ち込むと「平成30年」と表記できるのは、システム内部に「平成」という元号が登録されているからです。
さて、最初の話に戻りますが、Accessの話をされてハッとしました。そもそも、Accessだけではなく、表計算ソフトのExcelでも同じことが言えるのです。
ここ部分を調べてみると、マイクロソフト社では以下のようなサポート情報のブログを立ち上げて情報提供されておりました。
Japan New Era Name Support Blog
https://blogs.technet.microsoft.com/jperablog/
このブログを確認する限り、少なくともWindowsでは「Windows Update」にてレジストリに新元号が追加される方式により対応がなされることとなりそうです。
一方でその他製品での対応については「明確にお伝えするに至っていない状況(7月20日現在)」という表記があり、まだ不明と思われます。しかしながら基本方針は「メインストリームサポートフェーズおよび延長サポートフェーズにある製品に対して対応を実施」とも書かれていることから、Office製品については延長サポートが受けられる期間内のOffice 2010以降を利用していれば安心と言えるのかもしれません。
念のため、Accessデータベースの中を確認すると、年の表記はちゃんと「gggee年」と定義されていました。この部分は新元号への対応が含まれたアップデートが適用されると新元号に置き換わることとなりますので、今回の相談への回答としては「おそらく大丈夫です」となりました。もし文字列として「平成」と入っていたらと思うとゾッとしますね。
Windowsのレジストリ。点線部分に新元号が追加となるのでしょうね。
(投稿者:ちゅん)