ども。
年度末特有の多忙が加速している担当ちゅんです。春ですね。
そうした中ですが、当然のように日常業務も行っています。本日はとある職員から「Windows 7でなければ動かないシステムがある」と告げられました。
このブログを日頃ご覧いただいている方はご存知かと思いますが、当室では先日、やっとの思いで職員の業務用PCをWindows 10にし終わったばかり。そのタイミングですので、率直に「はい、わかりました」とは言いづらい気持ちになりました。
詳細を聞き取りしますと、その職員も「まさかWindows 10では動かないとは思わなかった」とのことで、さらに「対応版のシステムを導入するには〇十万かかると言われた」と。であれば、Windows 7の端末を再配備するしか道はなく、かといって数年間使ってようやく退役したマシンに鞭打っていくというのも不安しか感じません。困りました。
あれこれと頭を悩ませ、ようやく見つけ出した道は、やはり「仮想化」でした。実はWindows 10 Proは標準でHyper-Vを利用可能です。これを利用することで、簡単に言えば、Windows 10の中でWindows 7を動かすことができます(ただしライセンスを保有している場合のみ)。つまり、ハードウェアは最新でありながら、必要に応じてWindows 7も利用できる環境が実現できるのではないかと考えたのです。
早速、実験に取り掛かりました。Hyper-V マネージャーは初期状態では有効になっていないため、「Windowsの機能の有効化または無効化」から有効にします。これで、普段サーバーでおなじみのHyper-Vがお目見え。Windowsのセットアップそのものは至極簡単で、何の苦労もなくWindows 7が動作してしまいました。最終的に、このOSの上に冒頭のシステムを載せる必要があり、その部分に対して業者さんがどう考えるかが課題かとは思いますが、改めて「仮想化ってすごいな」と感じる出来事でした。この方法さえ確立してしまえば、今後は怖いものなしだと思います(幸い、Windows 7のライセンスには余裕がありますし・・・)。
そういえば、昔お世話になったWindows XPモードも似たような仕組みでした。
(投稿者:ちゅん)