自分勝手なアップグレードに悩む日々

ども。
このところの寒さに秋を通り越して冬の訪れを感じている担当ちゅんです。

8月くらいから連日外勤が続いていて、そろそろお祓いにでも行った方がいいのではないかと考え始めた今日この頃。どういう訳か、機器のトラブルが続いています。昨日も、某学校にて不調となった教育用PCの対応に明け暮れました。

同業者の方とは悩みを共有できるかと思うのですが、Windows 10のアップグレードのペースが速すぎて、こちらの意図しないタイミングで更新がかかり、それによって様々な不具合が出ています。
今回のケースでは、先生が生徒のPCを操作したりロックしたりするために使用する「授業支援ソフト」が最新OSのバージョンに対応していないことに起因して、アップグレードされると画面が真っ黒になってマウスカーソルしか出てこないという、致命的な問題が発生するというものでした。現場にはすでにこの状態に陥ったPCが数台、その他のPCも時間の問題で同じ状態になってしまうという、まさに待った無しの状況でした。

とはいえ、ここまで原因が特定されていれば、後は作業をするだけです。まずは画面が真っ黒になったPCをディスクイメージから復元して正常に動作するところまで復旧します。全てのPCが正常動作するところまで来た後、授業支援ソフトのパッチを当て、昨日のふろんと氏の記事にもあったように最新のCreators Update にアップグレード。Windows Update 経由で作業したのでは朝までかかっても終わらなそうなので、事前にOSのISOファイルをダウンロードしておいて、これをローカルディスクにコピーしたうえで実行していくという技を使いました。Windows 10はISOを直接マウントできるので、裏技的にこの方法でオフラインアップグレードが可能です(ただし、作業の最終工程で「インストールディスクを入れろ」的なエラーは出ます。無視して問題ないみたいですが)
無事に作業が完了したころにはすっかり夜になっていましたが、ようやく最新のOSで快適なPC環境が整い、ホッと一安心です。

しかし、そんな状況もおそらく一時的なものです。こういう状況に陥った原因である「半強制的なWindowsアップグレード」を何とかしなければ、早々にまた同じ状況になってしまいますよね。一番手っ取り早い対策は、勝手にアップグレードされないようにWindows Update のサービスを無効にしてしまうということなんでしょうけど、これではセキュリティ更新プログラムも適用されず、危険な状態になります。かといって、Windows Server Update Services(WSUS)を構築するにも手間と費用がかかりますし、フリーソフトなどで抑制するのも違うような気がします。なんだか近頃、ユーザー側の(必要最低限な)ニーズとメーカー側の(過大な)シーズのミスマッチがひどくなっているように感じています。どうしたものでしょうかね・・・。

学校での風景
もはやお馴染み?の某学校

(投稿者:ちゅん)


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