ども。
このところ色々とツイてない担当ちゅんです。
とある部署で、急遽Windows 7 のデスクトップ端末が2台必要になりました。こういうときのために、いつもなら数台のストックを持っているのですが、現在はその在庫がほぼゼロの状況。仕方がないので、少し古いモデルではありますがCore 2 Duo の端末をリビルドして再配備することにしました。Windows 7 ならば十分動作するはずです(なにせ、我が社ではCeleron900がまだ現役です)。
早速倉庫から職場に持ってきて、ボード周りを確認。すると、残念ながらメモリは既に流用していて空の状態でした。ただ、今回必要なメモリはDDR3だったので、そんなに苦労せず見つけることができるだろう(DDR2だと最悪です)と思ったのですが、意外と苦戦。それでも何とか、2GBを2枚、1GBを4枚見つけ出すことができました。
さて、さっそく搭載してみます。とりあえず、対象のマシンは32bitではありますが、せっかくなので4GBにすることに決め、メモリバンクに2GBを2枚さして電源オン。すると、聞きたくなかった「ピー」というビープ音が・・・。メモリを認識できずBIOSがエラーになっているときに出る音です。次に、1GBを4枚さして起動させてみますが、この場合は正常に起動するようです。
一緒に作業していたふろんと氏は「???」といった様子でしたが、私はすぐにその原因がメモリモジュールにあると悟りました。今回見つけた2GBのメモリのうち、1枚はチップ類がメモリの片側だけに実装されている「片面実装」のもので、もう1枚は両面に実装されている「両面実装」のものでした。同じ容量なのにチップの数が違うということは、片面実装のメモリモジュールはそれだけ高集積ということになるのですが、こういうメモリはデリケートで、PCによっては認識できないことがあると過去の経験上知っていました。
気を取り直して、両面実装のメモリに取り換えてみると無事に起動しました。当初の予定では4GBにしたかったのですが、仕方がなく両面実装の2GB+1GBの組み合わせと1GB×3枚の組み合わせを作り、今回は泣く泣く3GBで我慢することにしました。32bitだからどうせ4GBは認識できないし、まあいっか!と、無理やり納得することにします。
ただ、デュアルチャンネルで動作しないので、あまり良い組み合わせではありませんよね。
片面実装のメモリモジュール、裏側はこんな感じです。
(投稿者:ちゅん)