ファイル共有の最大値

ども。
このところ外勤が続いていて、職場でレアキャラになりつつある担当ちゅんです。

そんなわけで、今日も教育用パソコンのウィルス対策ソフト入れ替えのため、とある学校を訪問しておりました。
学校で作業をするときに一番難しいことは、実はネットワークの速度だったりします。光回線が入っている学校では、例えばファイルサーバにセットアップファイルを仕込んでおけばネットワーク越しに実行するだけで作業は終わるのですが、光ではない学校だとそうはいきません。ネットワーク経由でセットアップファイルをダウンロードするだけで小一時間かかってしまうなんてことも有り得ます。

本日の学校もそういった類の回線事情でしたので、私なりに効率よく作業する手順を考えました。
それは、一台のパソコンをファイルサーバー代わりにしてファイル共有をかけ、他のパソコンはそこを見に行く作戦。ネットワークを使ってファイルを展開することに変わりはないのですが、WANではなくLANなので上位の回線の影響を受けずに速度が出るはずです。

早速、親玉になるパソコンにセットアップ一式をコピー。このためにCD-Rに焼いて持参しました。コピーしたフォルダを共有しEveryoneに読み取りのアクセスを許可。これで、他のパソコンからファイルにアクセス可能になりました。
準備が整ったところで次々とセットアップを実行していきます。親玉のリソースモニターでネットワーク活動をチェックしてみましたが、ネットワークI/Oは60Mbps。どうやら、作戦は成功のようです。

・・・が、ほどなくして同行していたふろんと氏から「あれっ!?」という声が発せられました。時を同じくして私も「あっ!」と。
何が起きたかというと、画面には「コンピューターへの接続数が最大値に達しているため、これ以上このリモートコンピューターに接続できません。」とエラーが。
そうでした。すっかり忘れていたのですが、サーバーOSではない普通のWindows OSにはファイル共有に同時接続数の制限があったのでした。対象機はWindows 7でしたので、その数は20。

仕方がありません。いくらでもファイル共有できてしまったら、サーバーOSなど不要という話になってしまいますしね。
とりあえず最大値の状態で作業を行い、作業が終了したパソコンを順次シャットダウンしてセッションを開放していくしかないようです。
それでも、WAN経由でファイルにアクセスするよりは数倍速く作業は進んだのでよかったのですが、まさにファイル共有の盲点だな~と感じました。

エラー画面のキャプチャ
結果事なきを得ましたが、一瞬ドキッとしました。

(投稿者:ちゅん)


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