ども。
春の訪れとともに新しいパソコンが欲しくなってきた担当ちゅんです。
本日は不可解な出来事に遭遇しました。隣席のふろんと氏が職員と電話をしていて、何やらトラブルシューティングをしている様子。聞き耳を立てていると「あれ?おかしいですね。いや~、ちょっとわからないですね~」といった具合で、どうも旗色が悪いようです。
何が起きたのか聞くと「ファイルサーバの中にある特定のファイルが削除できない」とのこと。
実際にファイルを削除しようとすると「アクセス権が無い」と、確かにエラーが返ってきます。この場合、通常であればファイルのプロパティからセキュリティを開き、アクセス許可を変更することで対応できるはずです。しかし、アクセス許可の画面を見ても、なぜか設定ができない状況。それだけではなく、ファイルの所有権すら変更できません。ちなみに、この操作を行っているユーザはドメインのAdministrator。全てを超越する「神」のような権限を持つユーザです。神ができないのですから、もうお手上げです。
結局のところ、これ、おそらくファイルが不完全な状態になっているということですよね。たとえば、クライアントから一度「削除」の命令が出されたものの、その実行中にキャンセルの処理が行われたなど、イレギュラーな処理が発生したことで実態があるように見えているだけで、すでに削除済みのファイル「のようなもの」がその場に残ってしまっている状況。私はこう推理しました。簡単に言えば「幻」です(キャッシュという線も捨てきれませんが)。
クライアントPCでこれが発生したのであれば、おそらくPCを再起動させるとそのファイルは消えるはずです。しかし、今回この現象が起きたのがファイルサーバというところが厄介です。常時、複数のユーザが接続しているサーバを再起動するわけにもいきません。でも、消すことのできない幻のファイルのことは気になります。どうにかして消せないものかと試行錯誤。
色々と試してみても、やはり不完全なファイルは削除できません。これは諦めるしかないかなと思ったのですが、次の瞬間、今まで存在していたように見えたファイルが「パッ」と消えてしまいました。
結局のところ、私は特に何をしたわけでもなく、そのファイルは時間とともに消えてしまいました。やはり、不完全なファイルだったということでしょうか。にも関わらず、あたかもトラブルを私が解消したかのような扱いを受けて、ちょっとだけ気恥ずかしい気持ちになりました。
イメージ図。アクセス権をわざと剥奪して再現してみました。
(投稿者:ちゅん)