ども。
あっという間に木曜日、担当ちゅんです。
とある部署から不調となったノートPCが入院してきました。不調の原因はどうやらディスクの障害のようでしたので、ディスク交換を行い無事に復活。現場にお戻しする前にWindowsのアップデートをかけようとしたとき、ふと「無線LAN」が内蔵されていないことに気がつきました。
家庭用のノートPCであれば、いまどき無線LANが搭載されていないPCなど皆無でしょうけど、業務用PCの無線LANは「オプション」とされていることが多く、購入時に指定しなければ搭載されません。今回のPCは我が社が調達に関わっていないもので、たぶん調達仕様で搭載の指定をしていなかったものと推測されます。
ただ、実はこのノートPC、裏面のシールにはしっかりと「技適マーク」がついているんですよね・・・。無線LANを日本国内で利用する際に必須となる「技術基準適合証明」。無線LAN非搭載モデルであるにも関わらずこのマークがあるということは、おそらく本来は無線LAN内蔵のモデルとして売られているものから、わざわざ無線LANカードを取り外したうえで販売している製品ということになりますかね。
ちょっと気になったのでPCを分解してみます。すると、ボードにはちゃんと無線LANカードを差し込むスロットも用意されていますし、液晶パネル裏側にはアンテナもついていました。ただし、ボードに渡してくるところで見事に切断され、利用することはできなくなっています。また、それだけではなく、無線LANのオン・オフのための物理スイッチもボード上に用意されていて、ちゃんと動作するようです。つまり、無線LANカードとアンテナをセットで用意できれば、あとからでも無線LAN内蔵モデルとして利用することが技術的には可能ということです。
ただし、個人的に不明な点が、前述の「技適」です。ノートPCの技適は、おそらくPC全体として認可を受けているもので、これに純正品ではないカードを取り付けた場合、法律違反になるのかどうかがわかりません。ちなみに、手元にあった無線LANカードを見てみると、これはこれで「技適マーク」が確認できます。カードそのものが認可を受けているのであれば、例えばUSBの無線LANアダプターと同じような扱いになるのでしょうか?この辺がよくわかりませんし、ましてこちらは行政職場。過失であっても法律違反など当然あってはならないわけで、今回は無難に無線LANアダプターで処理しました。でも、法的に問題ないのであれば、無線LANカードを取り付けてみたかったなぁ。
アンテナとセットじゃないとダメなのかな
(投稿者:ちゅん)