2台のプロジェクタに出力

ども。
大事な書類を「消せるボールペン」で記入してしまう担当ちゅんです。

先日、とある部署から非常に興味のある相談を受けました。「講演会を開催するのだが、会場前方だけにスクリーンを置くと後方からは見えないので、会場の中ほどにもスクリーンを置きたい」という内容でした。
来場者への配慮として素晴らしい発想で、ぜひ応援してあげたいと思ったのですが、技術的にこれを実現するにはプレゼンテーションを行っているパソコンの画面を同時に2台のプロジェクタに出力しなければなりません。

どうしたものかと上司92氏にも相談したところ、「そういえば、以前どこかの学校で物品を廃棄するときに、そんな機器を拾ったな」と。ここでも我が社の必殺技「モッタイナイ」が炸裂です。その機器、何と廃棄品にも関わらずちゃんと箱に収まっていて、中には取扱説明書も入っていました。ウェブサイトで検索してみると「パソコンのRGB出力信号を2台のプロジェクターやモニタに分配するためのユニット」とされていて、まさに探し物はこれです。聞くと、その学校でも先生用のパソコン画面をプロジェクタで投影するために使っていたものとのことですが、仕様が変更となり不要になったもののようでした。捨てずに大事に取っておいてよかった。

残る問題は、果たしてこの廃棄品は正常に動くのか。外観はコンディション良好ですが、一体何年前の製品かも不明ということで、実験してみることに。早速、パソコンに分配機をつないでみると、その瞬間、モニタの解像度が4:3に変更されました。どうやら機器の故障はなさそうです。次いで、2台のプロジェクタにケーブルをつなぐと、ちゃんと映像が出力されました!
これには相談された方も大喜び。講演会では後方のお客様もちゃんと画面を見ることができそうです。
デスクトップパソコンではグラフィックボードを追加すれば複数のモニタに映像を出力することも可能ですが、ノートパソコンではそういう訳にもいきませんので、とても貴重な機器かもしれません。

実験中の風景
実際に2台のプロジェクタをつないで実験しました

(投稿者:ちゅん)


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