ども。
昼跨ぎでの外勤が続いていて、昼食が外食ばかりで体重の増加が気になる担当ちゅんです。
先日、当ブログにて「バックアップに悩む」という記事を書きました。ストレージが大容量化・低価格化している反面、そのバックアップが問題になっているという内容でした。
それ以降、色々な方法を模索しながら実験も続けているところなのですが、ここにきて一つ発見したのは「USB3.0は速い」という事実。当たり前のことなのですが、それを実際に目の当たりにして再認識したところです。
これまで、ファイルサーバのデータをバックアップする際、1Gbpsのネットワーク越しにファイルをコピーしてきました。しかし、ファイル数が多く、サイズも大きいために、いつまでたってもバックアップが終わらない事態に陥っていました。具体的にいえば、ネットワークの負荷の大きい日中を避けて夜間にバックアップするよう設定していても、翌朝になってもまだ処理が終わらず、昼近くまでかかってようやく完了するというありさまです。一応、名の知れたバックアップソフトを使っていて、速度もそれなりには出るはずなので、ある意味、ネットワーク越しの速度としてはこれが限界なのかもしれません。
そこで、試しにファイルサーバにUSB3.0の外付けHDDを直接つないで、それに対して「robocopy」で差分ファイルのみをコピーする方法を試してみました。すると、これまで15時間(21時から翌日の12時)かかっていたバックアップの時間が、なんとたったの3時間で済んでしまいました。最大9時間程度の時間を確保していて、6時間も余裕を残すとは・・・。これには恐れ入りました。
でも、冷静に考えてみると、実はこれ、理論値どおりだったりします。USB3.0の最大転送速度は5Gbps。方やイーサネットは1Gbpsですから、その差は5倍。15時間かかっていた処理が3時間になったことは、数字の上では何ら不思議なことではありません。実際にはディスクの速度なんかも絡んでくるのでこの計算通りにはいかないものなのですが、今回の結果から考えると、ボトルネックは転送速度(ネットワーク)ということでほぼ間違いなさそうです。
ちなみに、内蔵HDDなどを接続するSATA規格が6Gbpsですから、USB3.0はもはや内蔵ディスク並みの速度と同等といえます。さらに、最近出始めたUSB3.1になると速度の理論値は10Gbpsです。ここまで来ればさすがにディスクの性能がボトルネックになるとは思いますが、理論上は1時間半でバックアップを取り終わる計算になります。本当は、10Gbpsを転送できるネットワークがあれば言うこと無しなのですが、それは今はまだ贅沢な話です。
ちなみに、差し込みが青いものがUSB3.0です。
(投稿者:ちゅん)