エアコンにもUPSが必要

一昨日の台風10号、未だ被害の全貌が明らかになっておりません。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。担当ちゅんです。

台風により八雲地域では長時間に渡り停電となりました。今現在もおよそ90戸ほどの世帯が復旧しておらず、不便な生活を強いられています。雨と風が強まるなかで、電気が停電するということが、こんなに心細いものなのかと、改めて電気の大切さに気がつきます。私は当日、職場で待機をしていましたが、一時帰宅したタイミングで停電し、すぐに職場に戻りましたが、真っ暗の中での運転には恐怖を感じました。もちろん、職場も真っ暗。災害用に設置されている自家発電設備により、防災行政無線など重要な設備にだけは電力供給されましたが、当室の執務室は真っ暗でした。

その自家発電設備ですが、当町ではサーバールームにも電力供給されるよう設計されています。災害に対応するには、いまやICTが必要不可欠な時代です。仮に商用電源が断たれた場合でも、インターネット通信をはじめ、ファイルサーバやGISシステムなどが通常通り稼働していなければ、その後の復旧対応に大きく支障を来してしまいます。今回、この自家発電設備により機器の電源は一切落とすことなく、稼働し続けることができました。

ただし、盲点もありました。サーバーが稼働し続ける中で、停止してしまったのがエアコンです。もちろん、エアコンに対しても発電機から電力は供給されますが、停電してから発電機が動作するまでの間で電源がオフになり、発電機から電気が来た後も自動的に電源がオンになりませんでした。すぐに手動でオンにしましたが、もし気がつくのが遅ければ、サーバールームの室温が上がり、最終的には機器が熱暴走を起こして停止してしまった可能性がありました。
ちなみに、サーバーはどうして稼働し続けられたかというと、瞬間的な停電に対応するために「無停電電源装置(UPS)」という機器と接続されているためで、停電になると一時的にバッテリーから給電され、発電機稼働までの間をシームレスにつないでくれるためです。

今回は職員がすぐに対応したため事なきを得ましたが、災害時に業務を確実に継続するため、これを教訓にしなければなりません。エアコンにも無停電電源装置を取り付ける、もしくは通電した時点で自動的に電源がオンになるなど、何らかの対応が必要です。しかし、サーバー機器用のUPSはエアコンと接続してはいけないという注意書きも。発電機が稼働するまでのほんの数分だけ、エアコンが稼働し続けられる程度のバッテリーで十分なのですが・・・。なるべく費用をかけず、無停電化できないものでしょうか。

エアコンは接続できません
やはりエアコンは大電流が流れるため、サーバー用のUPSではダメなようです。

(投稿者:ちゅん)


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