ども。
暑い日が続きますが、お盆も過ぎれば朝晩涼しくなってしまうと思うと、少し寂しい気持ちになる担当ちゅんです。
本日はとある学校からSOS。校舎の電気保安業務のため数日前に計画停電があったのですが、停電復旧後、パソコン教室に設置しているNASの電源がオンにならないとのこと。ちなみに、NASの存在は前もって把握していて、正しいシャットダウン手順を事前にレクチャーするなど、準備は万端だったはずの案件でした。
「電源ボタンの押し方に問題があるかもしれないので、長押しするとか、色々試してみてください」など電話でやり取りしてみるも、うまくいきません。状況からすると、NASまで電気が来ていないのでは?という感じなのですが、そのことを確認してみても「NASの横にある機器は電気がついている」とのことで、あわよくばと電話で解決を試みたものの、結局は現場に向かうことになりました。
現場に到着してNASの電源ボタンを押してみますが、やはり電話の状況と変わらずオンにならないようです。それならば、当初から疑っていた「電気が来ていない」を調べるため、NASの電源ケーブルをたどっていくと、コンセントは「無停電電源装置(UPS)」に繋いでありました。
ようやく原因がわかりました。NASの電源が入らない理由は、「UPSの電源が切れているから」です。何時間停電していたのかはわかりませんが、ほぼ無負荷の状態のUPSですから、電源が切れるとは想定していませんでした。UPSの電源を入れ、NASの電源ボタンを押してあっさりミッション完了となりました。
停電時の電源確保のために設置している機器のせいで電源が入らなかったという皮肉な結果に終わりましたが、なんにせよ、NASの故障じゃなくて一安心。機械は壊れても直せますが、データは消えたら戻ってきませんからね。
一瞬冷や汗をかいて、少しだけ涼しくなりました。
(投稿者:ちゅん)