仕様調達

ども。
今日が火曜日とは思わず、ブログの順番を飛ばしそうになった担当ちゅんです。

先日から、とある案件で調達するPCの仕様書を作成しております。この部署で働いていると、とにかく仕様書を作成することが多いです。
PCに限らず、これは情報機器全般にいえることですが、日進月歩で技術革新を続けており、昨年まで(先月まで?)使っていた仕様書で調達はかけられません。なので、面倒ではありますが毎回きちんとトレンドを調査して仕様書を作成していきます。

仕様書では、商品名を名指しして調達(型番指定)という方法もありますが、当町の場合はほぼ仕様調達です。「○○を搭載していること」など、細かく条件を指定していきます。調達するPCは、当然全ての項目を満たすものである必要があるのですが、ここでうっかり変なことを書いてしまうと、最悪は「その条件に合致する製品はありません」となってしまうのが怖いところです。
また、仕様に合致する製品はあるものの、特定のメーカーの特定機種のみ、という仕様もNGです。これでは、仕様調達と言いながら暗に型番指定をする行為と変わらず、「だったら最初から型番指定しろよ」という話になってしまいます。

さて、そんな仕様書ですが、今回迷ったのはUSBポートの指定方法と外部ディスプレイへの出力方法でした。
まずUSBですが、これはメーカー(PC)によって搭載されている個数が異なります。各メーカーの「法人向けモデル」の仕様を眺めながら、最低必要数を決めます。多ければ多いほど良いのは間違いありませんが、うっかり「5個以上」なんて書いてしまったら、そのせいで選択肢を大きく減らしてしまいます。
また、今ではUSB3.0が主流になりましたが、この扱いがメーカーによって若干異なるようで、今でも一部USB2.0を搭載しているモデルがあるようです。ここでもうっかり「USB3.0を○個」と書いてしまうと、USB2.0搭載モデルを排除することにつながります。こちらとすればUSB2.0があっても支障がないので、仕様書での記載は「USB2.0を○個以上、USB3.0でも可」となります。
外部ディスプレイ出力も同様で、アナログVGAとデジタルHDMI両方を備えることとして良いのかどうか、それを指定した結果、タブーとならないかどうか、神経を使います。

そんなこんなで、ようやく仕様書が完成しました。この作業をしていると、ひと昔前は贅沢品とされていたもの(LEDバックライトなど)が標準仕様になっていることに気がついたり、標準仕様だったものがオプションに格下げされていたりと気がつくことが多いです。今回は、一時期PCから一斉に姿を消した「RS-232C」が再び搭載されるようになったことを発見したり、うれしい驚きもありました。やはり、仕様書の作成は侮れません。

RS-232C
これが復活するあたり、さすが法人向けモデルです。

(投稿者:ちゅん)


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