消防GIS

ども。
ダブルブッキングが日常になりつつある担当ちゅんです。

本日は「消防GIS」の導入日でした。これまで、消防署では119番通報があると市販の電子地図ソフトを利用して地番検索や人名検索などを行いながら、建物の場所などを特定するという流れで業務を行っていました。しかし、これだと地図ソフトの更新がメーカー側の都合で行われるため、データが古くなったり、地区によっては廃盤になるなど業務に支障を来すようになり、代替手段が必要な状況となっていました。

そこで、当町で運用している「統合型GIS」の運用を開始することになりました。見た目はなるべく従来使っていた市販地図ソフトに近くなるようカスタマイズし、主に消防での運用で便利に使えるよう工夫して作られました。加えて、地図上に「目印」になるものをあらかじめ書き込んでおくことで、スムーズな運用ができるとの要望から、自由に図形などを描画できるレイヤーも用意されました。

実際に運用される通信指令室で動作テストと操作説明が行われましたが、当初懸念していたネットワーク速度の課題もほとんど影響なく、情報担当としてはホッとしたところです。システムが動いてしまえば、あとは業者さんに説明をバトンタッチ、私も操作説明を一緒に聞くことになりました。

そんな操作説明の最中。業者さんから「このときはこうします」「この機能はここにあります」などと淀みなく説明が進んでいましたが、突然鳴り響く119番通報。指令室に緊張が走る中、ひときわ緊張している「にわかSE」が1人・・・。通信員の署員が手際よく業務を進めている姿を見て、「なるほど、地図はこのように運用しているのか・・・」「こうなっていれば使いやすいのか・・・」と実際の運用から知ることも多く、貴重な経験になりました。
あらためて、24時間365日の職場はすごいなと感じましたし、絶対に失敗は許されないプロフェッショナルな現場を目の当たりにして、身の引き締まる思いでした。

操作説明
当面は市販地図ソフトと併用して試験運用していくことになりました。

(投稿者:ちゅん)


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