ども。
ブログの執筆頻度は下がりましたが、クオリティは上がらない担当ちゅんです。
ついに、Windows 10 のキッティング作業を開始しました。最後の難関は「ライセンス問題」だったのですが、それに大きな進展が見られたのでGOサインを出しました。
本日の記事も例によって「同業者向け」です。ご了承ください。
まず、本日の記事を理解してもらうためには、Microsoftボリュームライセンス(VL)の「再イメージング権」について知ってもらう必要があります。再イメージング件については、過去に私が記事が詳しいので、よろしければご参照を。
情報政策室ブログ:2012-03-08 再イメージング権
http://www.town.yakumo.lg.jp/modules/information_blog/details.php?bid=539
つまり、OEM版のWindowsと同一バージョンのVLを保有していれば、そのメディアを使ってイメージ展開(再インストール)しても良いですよという権利(VL特典)です。この場合、ライセンス本数は消費しません。
で、本題はここから。
現在、業務用PCはOEM版のWindows 7 Pro で調達し、その後、保有しているVL版 Windows 7 Pro で再イメージングしています。
そこで、
(1)これらのPCを全台Windows 10 Pro にしようと思ったら、はたして「Windows 10 無償アップグレード」の対象となるのか。
(2)さらに、それらをイメージ展開しようとした場合はどのようにすればよいのか。
自ら考えたところで答えなど出るわけがありませんから、この2点、思い切ってMSのカスタマーサポートに問い合わせてみました(過去にも、ライセンスの不明確な点を問い合わせたことがありましたが、すごく丁寧な対応をしてもらった経験がありました)。
すると、答えはこうでした。
(1)再イメージングしたWindows 7 をWindows 10 にアップグレードすることは問題ありません。あくまでOEM版のライセンスを保有しているPCには違いがないので、アップグレードできる権利は消失していません。
(2)もしWindows 10 のVLを保有しているのであれば、そのメディアを使ってイメージを作成しても問題ありません。
驚きの回答でした。アップグレードの方はある程度予想していましたが、まさかWindows 10 のメディアでイメージ展開して良いとは・・・。PCのCOAシールはWindows 7 Pro でも、Windows 10 Pro のVL でインストール作業しても良い(再イメージング)という見解には、思わず「ありがとうございます!!」とコールセンターの方にお礼してしまうほどの衝撃でした。
ただし、この話には続きもありました。
(3)無償アップグレードの期間は2016年7月28日までとなります。それ以降にイメージを展開された場合はライセンス違反となりますので注意してください。
・・・そうですよね。Windows 7 をWindows 10 にアップグレードできるキャンペーン期間内に作業を終えなければ違反になるのは当たり前です。終了まであと3ヶ月。全ての対象PCをアップグレードできるか、踏ん張りどころです。
偶然保有していた10 ProのVL。何かのシステム調達についてきました。
(投稿者:ちゅん)