ども。
いよいよ第2職場プレオープン前最後の週末。体力が持つか不安な担当ちゅんです。
我々の仕事はネットワーク構築なので、いわば「始まったら終わり」の類。実際にシステムが稼動してからが本番のユーザーさんとは対照的に、きちんとシステムが稼動したらまずは一段落となります。
現在、工事を伴う作業はほぼ全て終了し、最後の確認作業が行われています。そんな中で、本日は「サイトサーベイ」が実施されました。
サイトサーベイとは、無線LANのAPから想定エリア内にきちんと電波が飛んでいるか、品質は十分かなどの調査を行うこと。当室でも新たに無線LANのAPを設置した後には、簡易的ではありますが電波の強度を測定して確認作業は行いますが、今日の調査はプロが行う本物の調査です。
ちなみに、簡易的な調査には「inSSIDer」というソフトを利用することが多いです。素人目にはこれで十分、そもそもプロ用の機械など使いこなせる自信もありません・・・。
そして、さっそく目の前に現れた機械に驚きました(そして間髪いれずに写真も撮りました)。LAN関係の測定機械関係では有名な「フ」から始まるメーカー製の測定器。スイッチが入り、システムが起動してくるとなんとWindows 7 。測定専用のシステムが起動すると思っていたので驚きましたが、そこで動くアプリケーションはもちろん特別なもの。う~ん、見れば見るほど凄い機械です。これ、もしかしたら北海道内に1台くらいしかないんじゃないかな?と本気で思います。
実際に測定を開始。部屋のポイントを「一筆書き」のように歩きながら電波の強度(信号レベル)と質(SNR)を調べていきます。最後まで測定し終わると、図面の上に電波の強度が可視化され、どのエリアに電波が出ているかが一目瞭然。結果は「工事を実施する前の机上でのシミュレーションよりも成績が良い」というすばらしいものでした。現状ではまだ什器類が全て搬入されていませんし、実際の現場では人も大勢いるでしょうから、電波はある程度遮へいされるのかもしれませんが、それでも「運用には全く問題ありません」と太鼓判をもらいました。
全てのチェックを終え、ネットワーク構築としては本番の稼動を待つのみの状態です。ここまで辿り着くまでに費やした時間はすでに1年以上。ようやくその日がやってきます。
ちなみに、高級車が軽く一台買えるくらいのお値段なんだそうです。ひょえー。
(投稿者:ちゅん)