システム回復オプションの怪

ども。
数日ぶりにデスクワークの担当ちゅんです。助かりました。

昨日までで、当初計画していたPCのキッティング作業は第一幕を終えました。いつもであればキッティングなど慣れたもので、失敗する要素など皆無なのですが、今回は大苦戦。昨日、上司92氏が当ブログで「どうも腑に落ちません」と書いていたそれです。
今後のためにも、今日はメモの意味も込めて記事を書きます。マニアックです、ごめんなさい。

今回、ディスクイメージの展開はWindows 7 純正の「システム回復オプション」を利用することにしました。1台のPCを完璧な状態に仕上げた後、コントロールパネル→バックアップと復元→システムイメージの作成でUSBハードディスクにマスターとなるイメージをとります。
このイメージをまっさらなPCに展開していくことになりますが、その際はWindows 7 の起動ディスクを使ってPCをブートして、システムの回復からイメージを戻すという作戦です。色々と実験してみた結果、ディスクのクローンを作る方法として、これが一番速いという結論に達しました。

いざ作業を開始してみると、思いのほか快適でした。32bitのPCはあっという間にイメージ展開が終わり、キッティング完了。引き続き64bit用のイメージを展開します。しかし、ここで問題発生。32bitと同様の手順で起動ディスクから回復オプションに入ろうとすると、なぜか下記のメッセージとともにエラーとなってしまいました。

このバージョンのシステム回復オプションは、修復しようとするWindowsと互換性がありません。このバージョンのWindowsと互換性のある回復ディスクを使用してください。

ディスクは間違いなくWindows 7 64bitの起動ディスクです。なのに、上記メッセージとともに途中で止まってしまい、先に進めなくなりました。

ここから試行錯誤が始まります。「起動ディスクがダメなんじゃないか?」と思って、64bitのインストールディスクからシステムの回復を試してみたり、「UEFIが悪さをしてるんじゃないか?」と思ってBIOSをいじってみたりと、手当たりしだいの状態。どれも決定打にはなりませんが、端末によってはすんなり走るのもあったりしてすっかり困惑してしまいました。
もうこうなれば最終手段です。「バージョンが違うというのであれば、HDDを初期化(しかも未割当)にしてやろうじゃないか」。
これが功を奏したようで、無事に回復オプションに入ることができました。どうやら、既存のシステムとぶつかって、Windowsのバージョンチェック?にひっかかっていたみたいです(でも間違いなく同一バージョンなんですけどね)。

ちなみに、その後も複数回同様の現象が発生したのですが、その原因は「回復オプションを選択するときにUSBハードディスクをつないでいた」ことが悪さしていたみたいです。これ、気がつかないとはまります。困った経験のある人は多そうです。
とにかく、Windows純正なのに、システムの回復オプションはとっても癖のあるツールでした。ぶっつけ本番は危険、やはり事前に正常動作するか試すことは大切です。

キッティング風景
2人でこの量を同時にキッティング。かなりハードでした。

(投稿者:ちゅん)


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