ども。
とある自治体の情報担当者様から「おたくのブログのおかげで解決できました」と、ご丁寧にお電話をいただき、こんなブログでも人のお役に立てるんだなと妙に感慨深くなっている担当ちゅんです。
そんな中、本日もネットワークトラブルです。
庁舎内の部署から電話で「なぜかスキャナが利用できなくなった」との連絡を受けました。当町では複合機のスキャナ機能を活用して、スキャンしたデータをSMBでファイルサーバ(共有フォルダ)に転送しています。これが利用できないということで、あれこれと原因を想像しながら、現場に向かいました。
現場に到着して、さっそく現象を確認。複合機から出力されたエラーレポートを見ると、やはりSMBで送信ができなかったとあります。サーバがダウンしているのかと思いましたが、共有フォルダにもアクセスできますし、保存されているファイルを開くこともできます。
しかし、リモートデスクトップ接続でファイルサーバに接続してみると、途中で通信断が発生して強制的に終了。PINGを打ってみると、10本に1本くらいタイムアウトが帰ってきます。また、近くの職員から「今日はなんかおかしいよね」とか「電子メール(ウェブメール)に添付ファイルがうまく上がらないことがある」といった謎のトラブル報告が続出・・・。ちなみに、その部署以外では特に問題がないようでした。
特定の部署だけ通信がうまくいかないとなれば、怪しいのはHUBです。全く通信ができないわけでもなく、いわゆる「不安定」という症状からしても、ほぼ間違いありません。ループ障害っぽくもありますし。
ということで、手書きの図面を手に、HUBというHUBを点検。外見上特に問題なくても、とりあえず電源の入り切りをしてみます。すぐ脇のPCでデフォルトゲートウェイまでのPINGを取りながら様子を見ていると、あるHUBの入り切りをやったとたん、突然元気よくPINGが通り始めました。どうやら、このHUBが悪さをしていたということで間違いなさそうです。
気になるのは、その不具合を起こしていたHUBが、スキャナとは関係のないエリアを管轄しているということ。上位(親)のHUBにたくさんぶら下がっているHUB(子)のうちの1台なんです。以前も、子が壊れたことでネットワーク全体が止まってしまうというトラブルに遭遇したことはあるのですが、結構レアなパターンには違いありません。こういうトラブルが起きたとき、やはりHUBの位置を正確に把握しているということは重要なことだなと感じています。
こういうHUBが現役というのも・・・。
(投稿者:ちゅん)