端末の数を減らす=経費の削減

我社の業務では、パソコンを使用しています。ほぼ全職員の机上にはPCが配置され、日々様々な業務に使われています。ほんの10数年前までは、パソコンの「パ」の字も無く、せいぜいワープロの時代でした。これが、時代の流れっていうものでしょうか?

さて、狭い庁舎内には業務毎に沢山のNWが存在していますが、セキュリティの面から別物として構築するのが一般的でした。なので、庁舎内には複数のLANケーブルが錯そうしています。職員によっては、複数のシステム端末が必要となります。端末と言っても普通のPCなので、机上はPCだらけとなります。更に、GW、mail、インターネットや紙と鉛筆代わりのoffice用に「情報系」と呼ばれるPCも全職員に配備されます。机はどんどん狭くなり、OA機器のスペースは増え続けています。そこで、僅かな抵抗が「プリンターの集中管理始まる」「木工作品その1・量産型」でした。しかし、これだけではダメです。究極は、端末PCの削減。つまり共用です!これが可能であれば、スペース確保の他、大幅なコスト削減も期待できます。数年前から、この共用手法による整備を手掛ける自治体の噂を耳にするようになりました。我々も情報収集を始めており、基幹業務系(総合行政)と情報系の端末は共用の方向で・・・。

この複数のシステムを共用端末で利用可能とする仕組みが、FW(Firewall、防火壁)です。炎(外敵=意図しない通信)を遮断する壁です。これで、論理的には全くの別システムとして共存できます。ちなみに、住基ネットや現在整備中のマイナンバー等もFWの仕組みを使い、必要データのみを受け渡しさせセキュリティを確保しています。FWによる論理的分離は、業界の手法として確立しています。

さて、ここに来て「6月12日文書」なるものが、物議を醸しています。物理的な完全分離を促して・・・?現場の市町村は、迷走しかけています。我社の現状としては、幸いにも出遅れたため?物理的に完全分離されているので、問題はありません。でも、本当に端末の共用はダメなのでしょうか?何か明確な基準は無いのでしょうか?最後は「各自治体のセキュリティポリシーの問題です。」と、これもなるのでしょうか?愚痴を言いながら、にわかはまた悩みます。

今はCPU切替機で
CPU切替機ではなく、物理的に端末を減らしたい。

(投稿者:92)


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