管理者不在が悲劇を生む

ども。
今日がどうしても火曜日に感じてしまう担当ちゅんです。

今年度は、とある学校で大規模なICT機器整備が実施される予定です。教室内で騒音の出る工事も想定されていることから、工事は夏休み中に完了させる必要があって、そこからスケジュールを逆算していくと、そろそろお尻に火がつき始めたように感じています。

学校内に設置されている複数のサーバも全てリプレイスされるため、今日は、今現在の利用状況を把握する目的でリモートデスクトップ接続して確認してみました。
かつて、この学校にはICTに詳しい方が赴任されていた時期があり、サーバにはその頃の名残がちらほらと見受けられました。BlackJumboDogでメールサーバが立てられていたり、まだ学校向けのグループウェアが珍しかった時代に、MSの無償グループウェア「GroupBoard Workspace」を使って独自にシステムが構築されていたり。すでに管理者不在となり全て運用停止となっていましたが、なんとも勿体なくも感じられました。

そして、この管理者不在こそが悲劇を生みます。
ファイルサーバ(Windows Storage Server)の利用状況の確認をするためにディスクの管理を見てみたのですが、目に飛び込んできたのは「危険」の2文字。そのサーバは4台のHDDでRAID5の構成をとっていたのですが、そのうち1台のディスクに障害が発生し、万が一もう1台壊れたらデータが飛ぶ危険性が。もちろん、ディスク障害時には何らかの方法で通知をする設定にしてあったと思いますが、どうやら管理者が変わっていく中で曖昧になってしまったようです。今気がつかなければ、大変なことになるところでした。

せっかく導入するICT機器なのだから、余すところ無く徹底的に使い倒す方が良いに決まっているのですが、そのときにスキルのある人にまかせっきりで運用してしまうと、こうしたトラブルが発生するリスクが高まります。さらに、一度ICTの便利さを知ってしまうと、その人がいなくなるからといって、運用をアナログに退化させるのも大変です。ここのバランスが難しいんですよね・・・。
システムの保守を気にせずに安心して使い続けるためにも、やはり究極は「クラウド化」なのかもしれません。

SS
正常(危険)という表現が恐ろしさを助長させます。

(投稿者:ちゅん)


カテゴリー: つぶやき パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です