このくらい壊れてくれると

ども。
春の訪れとともに鼻炎が解消しつつある担当ちゅんです。

年度初めの繁忙期も、ようやく落ち着きつつあります。今ではメールの引っ越し作業が無くなり(全部サーバに保存されています)、アカウント変更などもリモート操作で対処できるようになりました。それでも、どうしても現場に出なければ処理ができない案件というものもあるわけで。本日はそれらに対応するため、一日外回りで作業していました。

そうした中、とある部署で「ちょっと相談があるんだけど」と声をかけられました。聞くと、どうやら業務システムがインストールされている専用のデスクトップPCの電源が入らないとのこと。実際にモノを見てみると、電源が入らないだけではなく、電源ランプがつきっぱなしになっていました。このPC、常時起動しているものではなく、必要なときだけ電源を入れるそうです。

・・・ここまで聞いてピンときました。PCというのは、常時起動しっぱなしだと消耗が激しいのは当たり前ですが、全く起動しないで放置しておくのも悪いというのは経験上知っています。まして電源ケーブルを挿したままでは、微弱な電気が常時マザーボードに供給され続けます。
とりあえず、電源ケーブルを筐体から引き抜いてみましたが、しばらく電源ランプがついたまま、その後ゆっくりと消えるという状態でほぼ「アレ」で間違いないとアタリをつけました。

おもむろに筐体からケースを外して、中の基盤を観察。周りの職員は「何してるんだろう?」という表情で私を見ています。ほどなくして、疑った症状はビンゴであることがわかりました。これはまさしく「コンデンサー破裂」です。
古いPCで電源周りっぽい謎の不具合がでた場合は、まずコンデンサを疑ってみて間違いありません。そして、この症状だった場合、ユーザー側への説明がかなり明確です。破裂した現物を直接見てもらって「この状態です」と告げるだけ。どうせ壊れるなら、このくらい壊れてくれると担当としてもユーザーとしても、あきらめがつくというものです。

PCの写真
コンデンサが破裂(液漏れ)すると、こんな感じになりますというお手本のような状態。

(投稿者:ちゅん)


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