漏えいケーブル型アンテナを試す

先日書いた「使えそうな物は試してみたい」の漏えいケーブル型アンテナを試しました。どうせ試すなら、本番と同じフィールドですよね。学校のご協力を得られましたので、放課後の複数の教室と廊下での実験となりました。札幌からバ社の方も来ていただき、本格的な実験となりました。

測定方法は、APに2本の漏えいケーブル型アンテナ(30m)を繋ぎ、802.11g/n動作させるために、同じ方向に伸ばします。APには有線で、PC1を接続します。IPアドレスは固定し「NetMi」なるフリーソフトを準備しておきました。PC2はノートパソコンで、802.11a/b/g/nが使える物を用意しました。PC1と同じく「NetMi」を仕込んであります。PC1をサーバと見立てて、PC2側からパケットを30秒間送信し、サーバ側の平均受信速度を回線速度として測る事にしました。同じ場所で、タブレットPCを使い「inSSIDer」で、電波の強さ(dBm)も併せて測定しました。この手法の、2種類を測りました。

測定場所は、APやケーブル直下の他、教室を分割して9カ所など多地点で測りました。更に、同じ802.11g/nでケーブルの張り方を変えて1セット。APのアンテナを標準品に戻し、廊下・教室間の小さな明り取り窓の廊下側に設置して、802.11a/nでも教室内の状況も測定しました。更にさらに、バ社から出たばかりの、W○PM-11○6Dも試させて頂きました。802.11ac/n/a/g/bが使える866+300Mbpsを標榜する新製品です。生憎、acの子機がありませんでしたが、a/nの性能も向上しているとのことで、これも1セット測ることに・・・。残念だったのは、この最新APと漏えいケーブル型アンテナの組み合わせでg/nをやってみたかったのですが、これは技適が取れておらずNGとなりました。

さて、これらの結果は整理して、バ社へ報告する予定ですが、後日ここでも公表したいと思います。お楽しみに!ちなみに、札幌から来られた、バ社営業のK氏は元技術畑なので、今まで無線LANで?に思っていた事を聞きまくりました。嫌な顔一つせずに、分かりやすく解説して頂きました。有難うございました!!話が、VLAN、PoE、NASに飛んでも淀みありません!!流石です。あまりに2人の世界に入ってしまっため、ちゅんとD社の方々から引かれてしまいました。

漏えいケーブル型アンテナ
廊下に張った漏えいアンテナで、教室内の何処まで実用なるかを測りました。

(投稿者:92)


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