シンクライアントへの第一歩

ども。
大林檎の予約を無事に終了した担当ちゅんです。

さて、当町でもついに「シンクライアント」の検討を始めました。
シンクライアントとは、ユーザーが使うクライアント端末に、OSやアプリケーションなどの機能を持たせず、ほとんどの処理をサーバー側で行う仕組み。端末そのものには記憶領域すらなく、分かりやすく言えば「リモートデスクトップ」のみで全ての業務を行う端末ということになるのでしょうか。

これを導入することで、これまでは1台ずつキッティングしていた端末が、極端に言うとキッティング不要になります。端末を買ってきて、LANケーブルを接続するだけであらかじめサーバー上に用意されている業務環境を利用することができます(反面、ユーザーごとに異なるアプリケーションをインストールすることが難しいので、融通の利かないシステムになってしまうというデメリットもあるのかもしれません)。

実は、以前から「最終的にはこの形態だろう」とシンクラを目標にしてきており、メールをローカルに保存せず、サーバーに保存するようにしたのも、これを見越してのことでした。
データはファイルサーバーに、メールはメールサーバーにと、「クラウド環境」を整えてきて、ようやくGOサインが出せる一歩手前まで来たという感覚です(隣町のM町では既に導入されたとか)。

というわけで、さっそくデモ機をお借りしました。HP社のt410というモデルで「All-in-One Smart Zero Client」を謳う製品です。システムを起動すると、BIOSのような簡易OSが起動し、サーバーへの接続画面が表示されるだけ。あとは、IPアドレスなりを入力し、普通にリモート環境で業務を開始できます。
さっそく、適当なサーバーにRDPでリモートしてみます。・・・しかし、さすがはデモ環境。想像以上でも想像以下でもない「普通のリモート」でした。サーバーの画面を見ているだけ。「で、何?」と。体感速度や雰囲気は味わえますが、それなら普通にWindows端末上から「リモートデスクトップ接続」をしても同じでした。ある意味、当たり前です。

結局、これは「複数の端末が同時に接続」することをテストしなければ、何にもならないということなのでしょうかね。
でも、むしろ普通という感想を持つことが、デモとしては重要だったりもします。あとはこの環境でどこまで普通に仕事ができるのか。今後は本格的に実証試験を行っていきたいと考えています。

シンクライアントのデモ
普通に使えることが大事ではあるけど、あまりにも普通すぎたデモの風景。

(投稿者:ちゅん)


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