珍しいLANケーブル

ども。
先週末は休日出勤。休む時に休めないと、とたんに体調を崩す軟弱男、担当ちゅんです。

昨日の上司92氏の投稿に引き続き、本日も学校へ。機器の納入・設定作業への立会です。あわせて、撤去となる古い機器の中からトレジャーハンティング。まだ使えそうなルータとか、HUBとか、ケーブルとか。黙っていると業者さんが廃棄処分に回してしまうため、事前に物色し、頂いてきます。こういうことをしているから、HUBなどは一切調達していないのになぜか在庫が底をつきません(いいのか悪いのか・・・)。

そんな中、一本のLANケーブルが目にとまりました。既製品のケーブルなのですが、他のケーブルと比べると明らかに「細い」のです。
LANケーブルといえば、大体このくらいの太さというのがありますよね。もしくは、ストレージなどを購入した際に付属してくる「きし麺タイプ」の薄っぺらいアレとか。今回のケーブルは、私自身、おそらく初めてお目にかかりました。

ケーブルには「UTP PATCH CABLE CAT.5E」の表記。なるほど、撚り線を使ったパッチケーブルなのですね。規格はカテゴリー5E。このケーブルの用途が何となくわかりました。おそらく、サーバラックなど狭い場所でのケーブル取り回しを容易にするため、わざわざ細く作ったものなのです。
さらに、「28AWG」の表記も。このAWGという見慣れない単位は、ネットで調べると「American Wire Gauge」の略で、ケーブル(導線)の太さを示すために使われるものだそうで。ミリやインチは馴染みがありますが、AWGは知りませんでした。
一般的なLANケーブルは0.5mmの導線が使われているので、これを単位変換すると24AWGとなります。今回の28AWGは「0.3211mm」の導線ということで、線そのものが細いために、ケーブル自体も細くできたということのようです。どう考えてもmmの方が単位として分かりやすいのに、なぜに単位を変えるANSIよ・・・。

さて、このケーブル。強度は低そうですが、細い分だけ取り回しがよく、例えばぐるぐる巻きにしてバックの中に忍ばせる際に威力を発揮しそうです。LANケーブルを巻いていたら大体このくらいの長さだろうという概念を打ち壊せます。滅多にお目にかかれないので、大切に使いたいと思います。

ケーブル
またマニアックな記事を書いてしまいました。

(投稿者:ちゅん)


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