ども。
気がつけばもうフライデー。担当ちゅんです。
昨年末くらいから、とにかく来る日も来る日も「NAS」に苦しめられています。正確には、いつから不具合が出ていたのか定かではなかった「パンドラの箱」をようやく開けただけだともいえるかもしれませんが、町内の小中学校に導入しているNASが一斉に悲鳴をあげています。
この状況はもう我々の努力により解決できる範囲を超えています。この惨状を各方面に発信し続けた結果、ついに抜本対策がとられることとなり、先日「16TBのNAS」を調達してデータの集中管理をすることとなりました。こうした一連の経過は都度記事にしてきていますので、興味のある方はリンクを踏んで確認してみてください。
さて、早速、新調したNASにデータを移します。まずは緊急度が最も高かった某中学校のNASから始めました。
今回導入した16TBはWindows Storage Server なので、操作は簡単です。あらかじめ共有フォルダにアクセス権やクォーターを設定しておき、旧NASをセカンダリのNICに接続し、新NASに共有フォルダごと丸っとコピペして一晩放置。朝出勤後に画面を確認すると、ちゃんとコピーが完了していました。
「よしよし、ここまでは計画どおりだぞ」
とりあえず学校に「無事に作業終わったので、何かあったら連絡ください」と電話をして様子を見ること1時間。ドキドキしながら待っていると「遅くて使い物にならない」とのクレームが。話を聞くと「EXCELのファイルを開こうと思ったら、10分もかかった」とのことで、何やら不穏な空気が立ち込めます。
学校の端末を見てみると、確かにNASへのアクセスが異常に遅い。激遅です。それだけではなく、リモート操作している回線自体が遅くてかなりのタイムラグが発生しています。恐る恐る「BNRスピードテスト」で速度を計ってみると、驚きの数値が。
250Kbps (えっ?)
もしも~し?フレッツ・ADSLモアIIの下りは40Mbpsですよね~。ベストエフォートで片づけていい問題ですかこれ!?3G回線のほうがまだマシなのでは??これではNASなど使えるわけがありません。
もしかしたら、モデムとか宅内配線とか、なんらかの機器に不具合があるのかもしれません。幸いにも本年中にFTTHを導入予定の学校なので、とりあえずそれまでの間はインターネット経由でのNAS利用は不可と判断、まさかの「切り戻し」となりました。
もう「進むも地獄退くも地獄」「前門の虎後門の狼」です
(投稿者:ちゅん)