ども。
あと1週間で当ウェブサイトは大幅リニューアルです。現在、追い込み作業中の担当ちゅんです。
さて、少々困ったことが起こっています。それは、調達するPCのことについてです。
とある部署にてデスクトップPCを1台調達するとのことだったので、当室にて予算に応じた仕様書を作成するなどサポートを行っていたのですが、蓋を開けてみてびっくり!恥ずかしいことに予算オーバーで調達することができなくなってしまいました。
これまで毎年のようにPCを調達してきて、こんなことは初めてです。
複数の業者さんと話をしていて、どうやら原因が分かってきました。来年4月にWindows XP のサポートが終了するということで、ここにきてXP からの乗り換えが急増しているようなのです。需要と供給の原理により、需要過多になると価格は上昇してしまいます。あわせて、昨今の円安基調です。とあるメーカーの話によれば、カタログベースの価格で1万円~2万円程度は値上がりしているとのこと。これでは、予算オーバーになって当たり前です。
さらに、価格だけではなく納期も問題です。国内の主要PCメーカーが工場をフル稼働しても供給が間に合わないと言われる中で、納期も大幅に遅れているようです。通常、1ヶ月あれば納品となるものが2ヶ月、さらに年度末に近づけば近づくほど状況は悪化する見込みとのこと。
しかしながら、自治体の予算は4月~3月の年度の枠でしか動かすことができず、平成26年度調達予定分のPCは、4月以降でなければ発注できないという仕組みなのです。よって、各自治体が4月を待って「よーいドン」をすることは事前に十分予測できたとしても、それを回避する術がないというところにジレンマがあります。ルールはルールですから、多少納期がかかってもやむを得ないところです。
幸い、当町ではWindows XP 問題はクリアできていますから、さほど大きな影響は無いと思われますが、PCの調達は毎年度計画的に行わなければならないため、この「XP特需」は担当者として頭が痛い問題であることに違いありません。
XPと書いてゴミと読むような時代が来るとは…。我が社にもそんな「ゴミ」があふれてきています。
(投稿者:ちゅん)