どこのネットワークにも、基点となる所があります。一般には、みかか等の通信回線と繋がるルータが基点と言う事になります。先日、トラブル対応で出かけた先も、ルータが起点となりローカルのネットワークが建物内に構築されています。
さてこのルータ周りには、パソコンを筆頭にNASやVLAN-HUB等々の機器が置かれています。更にHUBからは、無線APやプリンター等にケーブルが伸びていますし、電源のコンセントもタコ足?で、当然ながらかなり窮屈な収まりとなっていました。そんなネットワーク機器類は、LANケーブルで接続されている訳ですが、わずが10cm足らずで足りる位置関係のものもあります。そういう場合、市販品では長すぎて邪魔になるだけなので、ちょうど良い長さに、自分たちでケーブルを作る事になります。今回見かけたケーブルは、20cmもあれば十分な所に、1mのケーブルがトグロを巻いて使われていました。早速、ちゅんにケーブルを作らせ、ドンドン交換です。かなりスッキリしたところで、外したケーブルを見てビックリです!何と10BASE-Tのケーブルなのです。これはレガシーな、通信速度が10MbpsのCat3と言う事でしょうか?ここは、全て100Mbps以上の規格で構築したネットワークのはずだったのに、とんだボトルネックです。これが不調の原因?まさかね。
でもどうなんでしょう?本当に1m位の10BASE-Tのケーブルが挟まっただけで、フイルターの様に、速度がピタッとその間で制限されるのでしょうか?とりあえず、高速なCat5のケーブルに交換したのは言うまでもありません。えっ!何故?Cat5eに交換しなかったのかって?それは、持って行った工作用の半端ケーブルがCat5だったから・・・特に意味はありません。
今時、何故か使われていた10BASE-T ボトルネックはここ?
(投稿者:92)