隣町のPC事情

ども。
最近、夕方になると右目だけが痛む担当ちゅんです。

さて、本日は研修のため隣町のM町…隠す意味がないですね、「森町」に出張でございました。
研修は「電子申請」ということで、行政の様々な申請行為をオンラインで行うためのノウハウを学びました。

研修は研修で有意義だったのですが、それと同様かそれ以上に感激したのが、研修会終了後にセットされていた「視察」でした。
森町が学校のコンピューター教室に整備した「シンクライアント」の視察だったのですが、想像していた以上の素晴らしさだったのです。

シンクライアントとは、コンピューターの頭脳部分をサーバー機器が担い、ユーザーは最小限の構成のPC(ほぼ液晶モニタのようなもの)のみでPCを使う仕組みのことを言います。リモートデスクトップで仕事をするのとほぼ同じですが、ユーザー側の端末に性能が求められず、物によってはHDDすら搭載されていないため、故障などに対する維持費が安価であり、電気料金などのコスト削減にもつながるものです。

森町ではこれを全校のコンピューター室に整備されたのです。
実際に物を見ましたが、OSは「Windows MultiPoint Server 2012」が動いているため、若干のとまどいはあるものの、見た目はほぼWindows 8 であるため、これは単純に慣れの問題でクリアできそうです。素晴らしいのは性能で、リモート環境であるにも関わらずUSB機器が利用できますし、YoutubeなどのFlashコンテンツもばっちり対応していました。まるで1台ずつにPCがつながっているかのような感覚。時代はここまで進歩したんだなという感じでした。

ユーザー側の端末には電源ケーブルが一切無く、POE給電のLANケーブルが接続されているだけ。故障時にはクライアントPCだけを取りかえれば元の環境に戻るため、保守をする側にとってもメリットが大きいのだそうです。我が社ではまだシンクライアントに踏み切れない(八雲中学校には導入されています)のですが、機会があればチャレンジしてみたいと思える、有意義な研修になりました。

シンクライアント
デスクにあるのはモニタではなく、れっきとしたPC端末なのです。

(投稿者:ちゅん)


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