一難去ってまた一難 Server2003問題

ども。
金曜日のアフターファイブにも特に予定はない担当ちゅんです。

先日からWindows XP 問題のことを多く記事にしてきましたが、一難去ってまた一難。実は、サーバー用のOSである「Windows Server 2003 (R2含む)」の延長サポートの期限が2015年の7月に迫ってきています。

我が社にもまだまだ現役の2003SVが多数存在していますが、これを最終的にどうやってリプレイスするかはまだ議論のテーブルの上にも乗っていないという状況。さて、どうしたものでしょうか。

とあるIT系情報発信サイトによると、『2012年時点でのWindows Serverの国内シェアは73.7%。そのうちの45.6%がWindows Server 2003で動作している』という、調査結果もあるようです。45.6%もあるのか!と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この業界にいて体感的な割合と大差は無いかなという感じ。でも、10年も前に発売されたOSのシェアとしてはかなり高いことには間違いありません。

さーて困りました。新しいOSに更新が進まない理由は、まず間違いなく「高いから」です。Windowsサーバーの場合、本体だけでも数十万するのに加えて、「クライアント・アクセス・ライセンス(CAL)」という、サーバーに接続できる権利を別途調達する必要があります。仮にデバイスCALの場合、サーバー1台に300台のPCが接続するとすれば、単純計算で100万円超のライセンス料が「サーバーとは別に」発生してしまいます。さらに、サーバーに接続していたUPS(無停電電源装置)も同時に入れ替えましょう、ストレージも更新しましょう…などと付随してくる経費を計算していくと、単純にサーバーを買ってきて交換しますという話にならないということがご理解いただけるかと思います。しかも、今入れ替えると2012…。

とはいっても、まだまだ現役で使えている2003です。近日、別なシステムで使い終わったサーバーを叩き起こして、重要度の低い業務用にリビルドする予定もあります。サポート期限が目前だからといって、保有する資産を有効活用しない話とは訳が違います。各自治体ではサーバーの入れ替え計画がどのように進んでいるのか、機会があれば情報交換を進めなければならないと思っています。

オールドマシン
いっそ、ライセンス料のかからないLinuxでも入れて使おうかと考えてます。

(投稿者:ちゅん)


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