指先ひとつでダウンさ

ども。
最近、想定外な出来事が続いている担当ちゅんです。

とあるシステムが導入されることとなり、サーバー室のラックに6Uほどの空きを作る必要が出ました。作業としては、サーバーを停止させ、ラックから取り外し、別なラックに据え付け、稼働させるという単純なものです。勤務時間外をめがけて、16時頃から作業を始めました。
サーバーの移設はこれまでも経験がありましたし、そんなに難しいものではありません。強いて言えば重たいくらい。せいぜい1時間もあれば作業は終了できるだろうとタカをくくっていました(←はい、これフラグです)。

無事に移設が完了し、いざスイッチオン!ファンが爆音で回りながら、画面にはBIOS画面が出ました。後はOSが起動してソフトウェアの動作確認をすれば、残業をせずに帰宅できるなと思ったのですが…(←これもフラグ)。
画面に出てきたのは「Operating System not found」の文字。いやいやいや、そんなわけないでしょう。さあ、もう一回!スイッチオン!画面に出てきたのは……というより、今度は画面に何も出ないんですけど!!
そのかわりと言ってはなんですが、サーバー内部で赤色のLEDが煌々と光っていました。これ、直感でアウトだとわかりました(自作デスクトップ機なんかも、ボードにエラーがあると、こういうLEDが点灯するんですよ)。

結局、故障個所は致命的なRAIDコントローラか、メインのマザーボードという結論に達し、サーバーは無念にも昇天されました。まさに、スイッチを押したその「指先ひとつでダウン」です。サーバーというのは、安定的に稼働しているうちはいいのですが、スイッチのオン・オフなどが要因となって壊れるというのは結構有名な話です。なので「せいぜい1時間もあれば」とか「残業しなくていい」などと油断していたことに罰があたったのかなと、反省しています。

せめてもの救いだったのは、このサーバーは既に稼働後8年を経過したものだったこと。とある業務システムを使い終わった後の、本来はすぐに廃棄処分されるはずだったものを強引に復活させ、別なシステムをつっこんで使っていたという、いわば「最初からいつか壊れる前提」だったことでしょう。その壊れたのが、たまたま今回だったということです。
とはいえ、有るべきサーバーが突然無くなり、無事で済むわけはありません。急遽、サーバーを調達(またしても再利用)し、OSのセットアップ作業をし、帰る頃には真夜中になってしまいました。

昇天の図

「我が生涯に一辺の悔いなし」と言ったかはわかりませんが、こっちとしては悔いは残ってません。今までよく働いてくれました。

(投稿者:ちゅん)


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