XPって終わるんですよね?

ども。
職場ではWindows、自宅ではMacの担当ちゅんです。

最近、町内の小中学校まわりをしていて、よく「WindowsXPって終わるんですよね?」と相談されます。そりゃそうです。何をしに学校に行っているかといえばWindows7化なのですから。でも、実際に個人でPCを持っていて、仮にそれがXPだったとした場合、複数の選択肢からどれを選べばベストなのでしょうか。これは結構悩ましい問題だったりもします。

(1)XPのマシンを7にアップグレードできるか
我が社の場合、XPマシンを7に切り替えている根拠として、もともと「7のダウングレードでXPを導入していた」という点があります。7のライセンスを保有していながら、あえてXPで使っていただけなので、それを7にしたところでライセンス上なんら問題はありませんし、PCのスペックも動作要件を満たしています。
でも、もともとXPがインストールされていたPCの場合、多くは再利用不可です。理由としては、Windows7のライセンスを別途購入する必要があること。7~8年も使ったようなオールドPCなのに、いまさらお金をかけてOS入れ替えまでして使うのか?という。しかも、動作だって機敏とはいえないとなれば、これを機に廃棄しましょうという話になることが多いです。
実はこのことがご家庭でのPCにも当てはまります。「まだ買ったばかりなのに」ということであれば、Windows7のライセンスを保有している可能性が高いですが、そうでなければ、買い替えをするのが現実的かもしれません。

(2)7にしたらよいか、8にしたらよいか
これも悩ましい問題です。今、普通に店頭にあるPCを買ってくれば、それはまず間違いなく最新のOSであるWindows8が搭載されています。このことに別に抵抗がなければ、これがベストです。
ただ、想像するよりもWindows8に対してネガティブなイメージを持っている人が多く、使い慣れたWindows7を使いたいという声も多く聞きます。そんなときは、Windows7へのダウングレードが可能かどうかをよく確認されることをお勧めします。メーカーによってはオプションでの選択が可能なパターンもあるようです。
ちなみに、いわゆるコンシューマ向けエディションの「Home」は、Professionalと同様に5年間の延長サポートが受けられるようですので、2020年1月14日までは安心して使い続けることが可能です。

(3)いっそ、壊れるまでXPを使ってはどうか
現実として、来年の4月8日になると突然XPが起動しなくなるというものではありません。でも、Microsoftから更新プログラムは一切提供されなくなります。「な~んだ、それだけか」と思いますか?実は、サポート終了まで1年を切った今でも、WindowsXPに対しては毎月のように更新プログラムが提供されています(XP関係を数えてみると6月は1件、5月も1件ありました)。これが提供されなくなるとどうなるか。PCが脆弱性を抱えたままになるだけではなく、攻撃の標的にされてしまうおそれもあります。
これを十分理解したうえで、PCが壊れるまでXPを使い続けるという線がありか無しかでいえば、ありだとは思います(が、私はしません)。ただし、ウィルス対策ソフトのサポートが終わってしまえば完全にアウト。自分は良くても、ウィルス感染などで人に迷惑をかける可能性があるということを十分に認識しなくてはいけません。

(4)まとめ
結局のところ、現実的なのは「買い替え」になってしまうのが悲しいところです。PCだって、いまでは立派な「家電」のひとつと考えれば、どこの世界にサポート切れで買い替えが必要な冷蔵庫がありますか?という話です。PCの価格も昔からみればかなり安くはなりましたが、これを「消耗品」と割り切れる人はどのくらいいるのかな~と思います。少なくとも私にはムリです。

サポートライフサイクル
本来は延長サポートされないはずのHomeエディションも特別に延長されるようです

(投稿者:ちゅん)


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