その日まであと1年

ども。
最近興味のあることは「健康」担当ちゅんです。

さて、その日まであと1年を切ってしまいました。2014年4月8日をもってWindows XPのサポートが終了してしまいます。以前からその日を迎える準備は始めていましたが、あらためて「いよいよだな」という気分になっています。

XPがリリースされたのは今から10年以上前の2001年です。Windows 2000以前のビジネスライクなデザインから一変、青と緑を基調とした斬新なテーマに当時は度肝を抜かれたものです。その後、2002年にSP1がリリースされUSB2.0やDVD Audioをサポート、2004年、2008年には主にセキュリティ強化のためのSP2・SP3がそれぞれリリースされています。こうして振り返るとSP3は随分と最近リリースされたんですね。

ところで、Windowsのサポートには「メインストリームサポート(次期OSリリース後2年・最低5年間)」+「延長サポート(5年間・ただし企業向けOSのみ)」の区分があり、メインストリームはサービスパックなどの機能拡張を含むサポート、延長サポートはセキュリティ更新プログラムのみ提供が行われます。要するに10年間はサポートが保障されているんです。
このルールに従って、XPのメインストリームサポートはVistaがリリースされた2007年の2年後である2009年まで行われ、そこからさらに5年間、つまり2014年まで延長サポートが行われているというわけです(ある意味、ここまでXPが延命できたのはVistaのリリースが遅れたからだともいえますし、そう考えればVistaの存在意義もあるというものです)。
※基本的なルールは上記のとおりなのですが、なぜかXP・Vista・7はコンシューマ製品(Homeエディション)の延長サポートも受けられます。理由は「お客様に一貫したサービスを提供するため(MS社ウェブサイトより)」だそうです…。自分で書いていても、何がなんだかわからなくなってきました。

というわけで、本当にサポートが終わってしまいます。サポートが終了するとXPが全く使えないかといえばそうではありませんが、大変危険と言わざるを得ません。セキュリティに脆弱性が見つかっても、その脆弱性を修正するソフトウェアが提供されないため、悪意あるソフトウェアの格好の標的になりかねないからです。
特に企業では大問題です。当町では職員の業務用PCは今年度中に全台をWindows 7化する計画を立てましたが、OSやPC買い替え等の費用負担はもちろん、リカバリの労力もかなりのものです。世間的にはまだまだ話題に上がってはいませんが、その日が近づくにつれ、ニュース報道などでも騒がしくなるのは間違いないと思います。

リスト
残存XPのリストとにらめっこ。最近、こんな写真ばかりですね。

(投稿者:ちゅん)


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