とある所で、HUBの話になりました。有線でネットワークを組む時に、ケーブルを複数に枝分けするためにHUBという装置を使います。読み方は「はぶ」で「ふぶ」「ふび」とは言いません。文字で表記する場合も「はぶ」「ハブ」「羽生」とは書かず「HUB」と書きます。名前の由来は「車輪の中心」から来ているらしいです。そういえば自転車や車とかで「ハブ」って言いますよね。
このHUBを取り巻く用語に「L2スイッチ」「L3スイッチ」や「インテリジェント・スイッチ」とか色々と出てきます。それって何のこと?このHUBの話で盛り上がりました。
最近、普通にHUBと呼んで当たり前に使っているのは「レイヤー2スイッチング・ハブ」の事だったりします。では、純粋なHUBって何?・・・今では売られていません。これは業界用語で言う俗称「バ○HUB」の事で、正式には「ダムハブ」「リピータハブ」と言いますが、見たことありますか?例えば、このHUBを中心に5台のパソコンを繋ぎ、1番PCと5番PC間で通信をしようとします。1番PCから5番PCへだけ信号が流れれば十分なのですが、2~5番までの全てPCへ5番宛の信号を送るのが「バ○HUB」なのです。2~4番までのPC達は、信号をシッカリと受け取ってから、自分宛では無い事を確認し破棄します。このように無駄な作業が、PC側で発生します。おバ○ですよね~。昔?我が家で初めてネットワークを組んだ時(10BASE-Tの時代)L2スイッチなど高価で買えませんでした。当然バ○HUBを愛用してました。そもそもISAのNICが高かったですが!
そこで、HUBに繋がっているPC側NICのMACアドレスを、ポートと対応させてHUBが自動で覚える仕組みが生まれました。これが「MACアドレステーブル」と言うやつで、賢く必要なPCにしか信号を送りません。不要なブロードキャストを出さないので、通信効率も上がるのです。素晴らしい!この機能があるHUBをレイヤー2スイッチング・ハブと呼びます。でも今はこれが標準、当たり前の世界なのです。PC店で普通に売られているHUBは、全てレイヤー2スイッチング・ハブだと言うことです。今後はHUBのことを知ったかで「L2スイッチ」と呼びましょう!何かカッコ良いでしょ?!
ちなみに、L3スイッチを簡単に説明すると、L2に更にルータ機能を足したHUBとになります。(省略しすぎの声あり)興味のある方は、適当にググッて下さいませませ。(最近、マニアックな記事が多いとの声もあり?)
何故か持ってるバ○HUB、いや貴重なリピータHUB・・・でも外観では分かり難い?
(投稿者:92)