ども。
家族そろって体調不良な担当ちゅんです。週末、しっかり治します。
今週は、何かと「セキュリティ」というキーワードが登場する一週間でした。
それにしても、情報セキュリティというのは難しい課題です。私はよく「セキュリティと利便性は表裏一体」と説明するのですが、強すぎても弱すぎてもダメで、バランスをとることが非常に重要となってきます。
例えるならば、家の玄関。外部からの侵入者を防ぐため、ドアに鍵をかけます。もっと強固にするならば、鍵の個数を増やしたり、カメラ等の防犯システムを導入するなど、その方法はいくらでもあります。ただし、あまりやりすぎると、その家の住人であっても簡単に出入りできなくなって不便さもでてきます。
それとは逆に、外からの出入りが容易にできるよう、普段は鍵をかけないという人もいるかもしれません。極端に言えば、ドアを常に開けていれば、外からの出入りは自由に行えますが、逆に防犯上の危険性は高まります。
なので、利便性と安全性を天秤にかけて、「これくらいでOK」と納得できるところが、正解なのだと思います。もちろん、どこまでやればOKなのかは、人によって差が出てあたり前です。
具体的な中身は書けませんが、今週は両極端な事例が発生して、バランスをとることの難しさを痛感しました。「不便になるものにコストはかけたくない」という人がいる一方で、「セキュリティが不安なのでシステムの使用を一時中止したい」という人も。全く別々の案件ではあるのですが、担当者はどちらも私。頭の中が整理しきれずに苦労しています。
最近は、防災意識の高まりと同様、情報セキュリティも「やればやるほど良い」という風潮があるように感じています。ただし、必要以上にセキュリティの度合いを高めることは、情報担当者の自己満足に陥りがちです。あくまで、利用者側の立場や状況などを十分理解したうえで、双方納得のいくラインを見極めることがとても大切だと思っています。
役場では毎年、新採用職員を対象にセキュリティ研修を実施しています
(投稿者:ちゅん)