ども。
八雲・熊石間を結ぶ国道277号(雲石峠)は、今が紅葉の見ごろですよ。朝晩冷え込みますが、これが紅葉にとっては良い条件なんだそうです。担当ちゅんです。
なぜこんな書き出しかといえば、定期的に発生する「ちょっとしたことなんだけど、情報担当が現場に行かなければ対処できない類」の案件を処理するため、片道40kmの某学校をお邪魔したからなんです。
今回のトラブルは、職員が共有で使っているNASで発生したエラーへの対処。各小中学校に導入しているNASは、何かエラーが発生すると、全て当室にメールを自動送信する仕組みにしています。数日前から、このメールが某学校から大量に届くようになったのです。
原因を調査してみると、どうやらNAS本体のHDDではなく、バックアップを取るための外付けHDDをうまく認識していない様子。ですが、この外付けHDDは数日前に新品と交換したばかり。こんなに早く壊れるのはおかしいのです。そこで、NASのファームウェアをアップデートしてみました。
近くの学校であれば、この状態でまた数日様子を見てもらうのですが、ちょっと距離も遠いということで、もう少し手がかりが欲しくて色々と探ってみました。すると、共有フォルダの中にエラー内容が記された「バックアップログ」が保存されているのを発見!これをUSBメモリに保存して持ち帰りました。
滞在時間はものの30分。急ぎ職場に戻ってログを見てみると、そこには『Read-only file system (30)』なる文字がずらり。
…さて、これでなんとなくお分かりになった方、たぶんそれで正解だと思います。
原因は、良かれと思って外付けHDDを『NTFS形式』でフォーマットしたことにあるようです。今回、接続している相手はLinuxベースのNAS。実はLinuxは、標準でNTFSの書き込みに対応していないようで。読み込みには対応できるために、接続したときには特にエラーは出ず、バックアップを取る段階で初めてエラーが出るということのようです。
結局、直接的に問題は解決できませんでしたが、それにつながるデータはゲットできたということで、今回の案件は50%くらい解決でしょうか。
管理は大変ですが、データが消えてしまうことの方が大変です。
(投稿者:ちゅん)