ども。
本日は天候が不安定で、午後からものすごい雷でした。雷が鳴ると昔から不安になる担当ちゅんです。
そんな雷で、2つの施設からSOSの電話が。偶然だと思いますが、両方とも「雷のあと、ネットに接続できなくなってしまった」というものでした。
当たり前の話ですが、雷は電気です。PCを始めとする情報関連機器は全てが精密機器であり、そんな機器に少量でも雷が入れば一発でアウト。自作PCを組み立てるときは静電気に気をつけろ!というアレと同じです。
こんなときにはまず「電源の入切をしてみてください」という対処になります。そもそも、雷がアンテナを伝ってAPに入ったのであれば、電源は入らないはずです。
やってみたところ、1施設はこれで無線LANが復旧。ホッと胸をなで下ろしました。雷で電源の供給が不安定になったことで、機器のシステムにエラーが出ていたのでしょう。確認はしてませんが、きっとそうに違いありません(と、自己暗示)。
そして問題はもう1施設。
現場に到着して状況を確認すると、ネットにつながらないはずが、画面にはウェブサイトが表示されています。ですが、ファイルサーバに接続できないようです。
これって情報担当的には意味が分からない症状です。ネットにつながればファイルサーバにもアクセスできるはずだし、その逆なら両方アクセスできないはずなんです。でも、実際につながらない症状を目の当たりにして首を傾げました。
とりあえず、本庁に設置しているDNSサーバにpingをとります。が、タイムアウトが頻発していてどうみてもおかしい状態(文末写真)ですが、これでさっきのトラブルにも納得がいきました。ネットに全くつながらないのではなく、つながっているけど不安定というのが正しい症状だったのです。
次に、施設内のルータにpingをとりますが、これも同様にアウト。こうなれば問題は施設内のネットワークということに絞られます。後は各通信機器の手前でpingを取りながら故障の原因を探し出す作業。これによって、不具合が出ていたのは職員の机の下に設置していた(埃をかぶっていた)HUBということが判明。これを交換し、無事に復旧しました。
今回のトラブル、雷に起因するものには変わりないのですが、直接的に影響があったのではなく、雷によって引き起こされた「瞬断(瞬電・瞬停)」という現象により起こったものと推測されます。が、他の機器に全く影響が無かったことからすると、もともと調子が悪かったところに、電気のオンオフがきっかけとなって壊れただけ、ということも。結局は偶然起こった機器の故障ということで一件落着です。
結局、雷はおっかないよね、という話ですよ。あーこわい。
(投稿者:ちゅん)